これでもあなたは、ストーンズを聴かんのか?
感性ゼロか。
健康な身体に健康な精神宿る―というわけで昨日私は、仕事から帰って飯を食ったら近所の焼鳥屋へ直行して鶏ネックの骨付き唐揚げを2本むさぼり食って、それから帰宅して、ロックンロール聴きながら酒を少し飲んでたら意識がとんで、気付けば寝ていて、それがだいたい0時頃で、目を冷ましたのが13時半―13時間半睡眠。まだ秋だというのに、早くも冬眠してしまった間抜けな熊のような心境だ。
今日、この時、世の中に、私より疲れている人は多々いても、私より疲れていない人はそうそういないだろうから、今日の夜勤は頑張れそうだ。
それにしても、今日の私の格好は、これは一体なんなんだ。マドンナのTシャツの上にストーンズのパーカーを着て、ビートルズの鞄を肩からぶら下げて出勤。
野郎には驚くくらい物怖じしない自分が、女には救い難く物怖じしているらしい。というのも、野郎と接している時の自分自身は実にしっくりくるのに、女と接している時の自分自身は違和感の塊だからだ。自分自身に繰り返し「お前誰やねん!」と。
野郎と接している時の自分で女と接することができたら、私は、少なくとも今よりは、モテると思う。
女と接している時、私はいつも心の中で、「違う!違うねん!俺ってホンマはこんなんちゃうねん!」と叫んでいる。叫び続けている。
ただでさえ、「秋」の「心」と書いて哀愁の「愁」なのに、一体何だこの雨は。テンションが下がる一方だ。
心の火が消えている。最近ちっとも灯らない。
楽しくない。面白くない。胸躍らない、気が重い。
何かが死んでいる。
遠くでカラスが啼いている。