子供の頃、家の真裏にある公園へ行き、落とし穴を作りました。
穴を掘り、その上に段ボールを被せ、その上に砂を撒いて、どう見ても完璧だ、これなら誰も気付かないだろうと思える落とし穴を作って、何も知らない友人が阿呆面をぶら下げてやって来るのを胸躍らせて待ちました。
友人は、公園へやって来ると、何も言わずに落とし穴をヒョイと飛び越えて、何も無かったかのような顔で私の前に立つと、「で、今日は何して遊ぼ?」と言いました。腰が砕けました。
アビィ、正解…。絶対に正解者は出ないとタカをくくってたのに、あまりにあっさりと、出題から24時間も経たぬうちに当てられたので、子供の頃の間抜けな記憶が甦りました。
そ、そりゃもう、よ、喜んで奢らせてもらいますよ…。