うげっ!

最近、旧友たちが遊びに来てくれて酒を酌み交わすたびに、私は、私の心の恋人の話を、妄想混じりに喋り倒している。だから、彼(旧友)も、彼(旧友)も、私の心の恋人が具体的に誰なのかをよく知っている。言っておくが、それは決して、中川翔子ではない。私はそこまで馬鹿ではない。

彼らが目の前にいて、その上で酔っ払って、心の恋人のことを想い、語る分には、若干冗談めいていて楽しいのだがしかし、彼らが目の前にいない中で、心の恋人のことを想ったり、ましてや喋ったりするというのは完全に気違いの沙汰なので、もちろん、そんなことはしないがしかし、想ってしまうということ自体は、これはもう本当に、私としてもどうしようもない、知ったこっちゃないことなのである。
要するに、今、めちゃくちゃに狂おしいのである。

私の心の恋人は、「ギザカワユス」なのである。

うげっ!


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