一人焼肉って、意外といいんだよねえ。さすがにテーブル席で一人っていうのは、友達全っ然おらん人みたいになってまうから無理やけど、カウンターがあって、小さな七厘出してくれるような店やったら、一人でも余裕で入れるよね。好きなものを好きなペースで食えるし、ビールの味が喉から胃にではなく、喉から直接魂の方に流れ込んで、情緒的に染み渡るものがあるんだよねえ。
風俗店に一人で入れるのに、焼肉屋に一人で入れない人もいれば、焼肉屋に一人で入れるのに、風俗店に一人で入れない人もいる。これは紛れもない事実。しかしながら、梅田のちょっと外れに、「コスプレ焼肉屋」なる奇怪な店が存在するというのもまた事実で、以前、店の横を通り掛かった際に、背伸びして、店の中を覗いてみたら、スーツ姿のオッサン3人が、セーラー服着た女の子や、白衣着た女の子に肉焼いてもらってた。食欲か、性欲か、はっきりして欲しいねえ。ああいうがめつさは最低だねえ。死んだらいいのにねえ。