対個人であれ、対社会であれ、「相手にしない」って難しいことです。同様に「聞く耳を持たない」ってのも難しい。言うのは簡単だけど、実際にやるとなるとめちゃくちゃ難しい。
現に相手は目の前にいて、無下に無視するわけにもいかないし、「聞く耳を持たない」ったって、聞こえるものは聞こえるし、それはたとえ耳を引きちぎったとしても同じこと… ってゴッホじゃないんだから。
結論から言うと、諦めさせたら勝ちかなと思っています。「こいつには何を言っても無駄だ」って諦めさせる。
昔、野村克也が現役のキャッチャーだった頃、試合中によくバッターに話しかけたらしいんですね。バッターボックスにやって来た選手に「お前、昨日のあの女誰やねん」とか何とか囁きかけて動揺させる。心理的に揺さぶりをかけるわけです。で、この心理作戦、結構成功したみたいなんですが、王貞治と長嶋茂雄にだけは全く通用しなかったらしいです。貞治は何を言っても完無視するし、茂雄は一応全部受け答えはするんだけれども、ピッチャーがボールを投げるや否や完全に頭が切り替わって、まるでさっきまでの会話がなかったかのような顔をしてスコーン!とボールを打ち返したらしいです。で、さすがの克也も、貞治と茂雄に関しては「諦めた」んだそうです。
というわけで、克也の魔の囁きを、個に対する社会的な圧力に例えてみました。
私は貞治や茂雄のように諦めさせたいと考えております。とはいえ、私には完無視などできそうにもないから、茂雄の諦めさせ方ができたら最高かな、と。
日々、学習です。
無視出来ない。批判ではなく、疑問だ。負けない。自分と相手の違いを理解したり、相手の意見をや考え方を聞き、自分との違いを話しす。私は、自分を理解して無いから、相手の言葉に怒りや悲しみから自分を探る。
相手の怒りを買い、傷付けてるから以前の話しの想像力は、実際は行動できずにいるだろう。私などは、まず自分を知る事からですよ。
無視するは、自分自信を追い詰めない。私が悪いではない。違う事を理解できれば良い。