あ、あ、あ、あ〜〜〜〜〜〜〜〜れは美味かったねえ!!何を隠そう、私が生まれて初めて口にした店弁が、あすこの唐揚げ弁当でした。
「誰がここまでウマせえ言うた!」みたいな、なんやわけのわからん怒りが沸々と込み上げてきて、「食べ終えたくない」と切実に思った記憶があります。
今でも、伊丹最北端で生まれ育った人間が数人集まると、たまにあの唐揚げ弁当の味が話題にのぼることがあるけど、あの味はホンマに、伝説やね。「全米が泣いた」みたいなもんで、「伊丹最北端が泣いた」んやね。
かつての大阪王の餃子が、伊丹最北端人にとっての餃子基準であるように、あの唐揚げ弁当の唐揚げを、本日付けで、伊丹最北端に於ける唐揚げ基準に認定いたしましょう。
本日以降、あれと同等か、もしくはあれ以上のもののみを「唐揚げ」と呼んで、あれ以下のものは全て「鶏を揚げた、いなり寿司のような色をした塊」と呼ぶことにいたしましょう。