世界の不思議

昔から不思議に思っていたのだが、私が働いている世界には、バツ(離婚歴)の付いている人が非常に多い。そして、仮に彼氏彼女がいたとしても、全っ然うまくいっていないという人が圧倒的に多くて、とどのつまり、「独り身です」という人が圧倒的に多いのである。

かくいう私もバツイチだが、バツが付いているということがちっとも珍しいことではない世界。「あ、そうなんや。私(俺)もそうやで」という会話がさらりと交わされる世界。それが私の働いている世界であって、そして、考えてみれば、私もまた、どういうわけだか、バツが付いて色々と考えた末に、この世界に舞い戻ったのであって…実に不思議である。

最初に働いた施設では、ベテランさんの大半に離婚歴があったし、その次に働いた施設では、年配の人に結婚している人はいたものの、結婚していない若い人の全員に彼氏彼女がいなかったし、その次に働いた施設では、結婚している人が二人だけいて、一人は幸せそうだが一人は不満の塊で、あとはみんな、離婚歴があるか、彼氏彼女がいないか、いても全っ然うまくいっていないかのいずれかだった。

全くもって、不思議だとしか言い様がない。まあ、男女間そのものが、そして、結婚という制度そのものが、不思議としか言い様がないのだが。


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