FATHER

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名盤中の名盤。歴史的名盤―レノンの『ジョンの魂』

私は、これが聴けるだけでも、人間として生まれてきて良かったと思う。私が音楽を通じて表現したいことの全てが、理想形が、ここにある。情念の、怨念の、塊のようなロックンロール。

私は、私の娘にも、これだけは絶対に聴いて欲しいと思う。思うけれども、これが、この作品が、私の作品ではなく、レノンの作品であるということが残念でならない。変な話、ここに、このアルバムの中に、私がいる。私が、我が娘に見せたいと願う、私の姿がある。

でも、あくまでも、これはレノンの作品であって、私の作品ではない。でも、オイ!我が娘よ。アンタの親父は確実にここにいる。アンタの親父が、アンタに見せたいと願っているアンタの親父像がここにある。

誤解すな。正しく解釈せよ。私の娘なら、そんなこと、朝飯前だろう。


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