怒りの噴水に虹を架けて

批判されることを過剰に恐れて、自由に意見することを禁じておきながら、噂話や陰口が横行することの非は自分にはないと思っているような愚鈍な人間が、今度はその噂話や陰口の類いを過剰に恐れて、その鎮圧に追われている姿は、無数の穴から水が吹き出している巨大な噴水の中に一人、全裸で、奇声を上げて飛び込んでって、必死の形相で穴を塞ごう塞ごうとしているキチガイの姿を彷彿とさせる。

口を塞がれたら、鼻で呼吸するまでのこと。

鼻を塞がれたら、口で呼吸するまでのこと。

両方塞がれたら、暴れるまでのこと。


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