私はここで断言する。
寝溜めはできる!と―。
ただ、寝溜めには気合が必要である。6時間寝て、目が覚めたとしても、そこでもう一度無理矢理にでも眠らねばならず、たとえそこから2時間寝ることに成功したとしても、そこからまたさらに最低4時間は眠らねば寝溜めとは言えない。12時間以下の睡眠は寝溜めとは言わないのである。
10時間を超える睡眠の後半は、眠りが薄い。したがって、次から次へとわけのわからん夢を見るようになるが、本物の寝溜めをものにするためにはこれに打ち勝たなければならない。
昨日から今日にかけて、私は見事に寝溜めに成功したが、後半、右腕に無数の黒い蝉が隙間なくギシギシギシギシまとわりついて気持ち悪いったらありゃしない―という夢を見て、今、非常に身体がだるいから、私はここで断言する。
寝溜めはアカン!