背筋にうんこちゃん

例えば、廊下を小走りに駆け抜けていく看護婦さんたちの背筋には、ピンと張った一本のプライドが見てとれる。

誰しも、プライドを持って生きている。だから、プライドというものを否定するつもりは微塵もないし、かく言う私にだってこう見えて、プライドの一つや二つは、実は、ある。悪いか?

ただ、「プライド」という言葉の前に「男の」という言葉をくっつけてしまった場合に、くっつけた時点で、これはもう完全に0点だと思っている。

男のプライド―それは、帯に短く襷に長い一本のうんこちゃんである。


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