水も焼ける猛暑の中で

最近よく、見ず知らずの人に頭を下げられる。中には、別に何も悪いことをしていないのに「す…すいません」などと謝罪の弁を述べつつ、腰を屈めて、私の前を横切っていく人もいる。そうかと思えば、私に対してなんら臆することなく、実に無防備な感じで私に接近、道を訊いてくる人の数も増えてきている。

これは一体どういうことなのか。どういう風の吹きまわしなのか。私は考えて、こう解釈することにした。「あの人たちは皆、一憩合格の読者なんだ」と。

つまり、私と直接の面識がない人は、当ブログを通してしか、私の人間性を推し量ることができない。当然ながら、その憶測にはバラツキがでてくる。ある人は「鬼畜のような野郎に違いないぜ」と思い、ある人は「聖人のようなお方に違いないわ」と思う。「鬼畜」と見た人が謝罪の弁を述べつつ頭を下げ、「聖人」と見た人が無防備に道を訊いてくるんだと私は見たのだが、たぶん違うと思う。

何だこの文章。


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