町田宝山

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先日、私が尊敬してやまない作家、町田康のブログを発見した。実に短い箇条書きのような文章ではあるが、毎日欠かさず更新してくれていて、これに目を通すのが私のささやかな楽しみ、日課となっている。そこで、最近の記事の中から、私が特に面白いと思う「町田節」としか良いようのないフレーズを以下に幾つか書き出してみた。

・呼吸を自粛。
・問題になれば暴動。
・国内の商品を民芸品がわからない。
・根気を破壊。気温は気合だ。
・賃金が欲しい。
・羊の皮をかむった饂飩屋になりたい。
・殺すぞ。と言われて、なんかウレシー。
・頑張った分だけ報われない。
・誤解だらけの竹トンボ。
・るるるる。
・股を極限まで広げて立ちたい。
・主婦の目線で爆発したい。
・自分からもっとどんどん森ノ宮になっていかな。
・俺の魅力を前に出していきたい。ところが。魅力がひとつもない。

ちょっと、本当にちょっと目を通しただけでこれだけ出てくる町田節。ほとんど全てのフレーズが、前後の文章と何の脈絡もなくいきなり飛び出してくる。それが町田康。中でも「国内の商品を民芸品がわからない」なんて最高だと思う。

宝の山を見つけたようなもの。


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