裏庭のお客さん

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少なくとも一日に一度は必ず、我が家の裏庭に姿を見せる仔猫。
庭にフンをすることもなく、ちょっと休んで、ちょっと遊んだら帰っていくので、庭を管理するうちの母親も邪険にもてなすようなことはせず、むしろその来訪を喜んでいる。

今は、私も母親も「お客さん」と呼んでいるが、ゆうても毎日欠かさずやってくるお得意様なんだから、そろそろ適当な名前を考えてやらねばなるまい。猫だからといって、いつまでも「名前はまだない」では困る。

あの仔猫は私に負けず劣らずの散歩マニアらしい。そして、伊丹最北端の散歩マニアの頂点に立つ私が散歩中に必ず立ち寄る店と言えば、「ディスカウントショップ・いちご」

「いちご」と名付けた。


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