口の虚しさ

子供の教育に欠かせないものは嘘。
老人の介護に欠かせないものも嘘。

嘘。
嘘。
嘘。

愛情ある嘘を上手くつける人は、人として本当に立派だと思う。優しさの塊だと思う。だから、「馬鹿正直」と呼ばれている人ほど、人として欠落しているものはないと思う。

嘘に始まり嘘に終わるのが人だけど、その嘘は人の知恵ゆえで、優しさゆえで、これっぽっちも悲しいことではないと思う。

嘘は、想像力の賜物だ。中には、創造力の賜物と呼べそうなものさえある。

でも、嘘は嘘。


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