ルート77

20140321_091229.jpeg

意外と誰もこの人の格好良さに気付いていない。

77歳にして現役バリバリ。誰もこの人のことを過去の人とか、古い芸人とかいうふうには思っていないだろう。今だに余裕でゴールデンタイムの番組の司会がはれる脅威の77歳なのである。

ただ若々しいだけじゃない。毒があって、怖さがある。そして、ちょっとしたコメントのキレに覗く脳細胞の鮮度の高さは、例えばあのダウンタウンを相手に喋ったとて一歩も引くところがないことからも容易に察することができるし、また昨今では、俳優としても円熟期を迎えて、歳を重ねれば重ねるほどに磨きがかっていくその唯一無二の個性は、私のような若輩者がわざわざ語るまでもなく、日本人なら性別年齢を問わず誰もが知るところである。

相当なキャリアがあり、実績があるにも関わらず、過去に妙な愛着を抱かず、ただひたすらに「今」を見つめる鋭い眼光ーそれが伊東四朗という男の格好良さであり、もう少し大々的に取り上げられて然るべき「男の生き様」だと思う。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。