自由のガキ

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20代の時、バンドマンの名の下に自由を謳歌し過ぎたか?いや、そんなことはない。だいたい、30代の前半にその代償は十分過ぎるくらい多分に払ったつもりだし、今だに払い続けてるではないか。それに、20代の時、自由を謳歌していたのは確かだが、私はめちゃくちゃ真面目に音楽に取り組んでいたぞ。そう、私はめちゃくちゃ真面目にロックンロールをしていたのだ。

私は常に間違いのない音楽をやっていた。私が作った40曲のうち、少なくとも15曲は、名曲と呼べるものだ。

またバンドがやりたいかって?そりゃ、やりたいに決まってる。当たり前だ。このまま消滅するつもりは微塵もない。でも今は、ライブをやりたいんじゃなくて、レコーディングがしたい。自分の曲を、音楽を、形として残したい気持ちが強い。だってこのままだと、私が死んで消滅すると同時に、私が作ったあの曲達も消滅してしまうんだから。私が「あいつら」を残してやらねばならない。私以外にあいつらを救い上げて、形として残してやれる奴はいないのだ。

音楽をやってる時の自分が好きだった。音楽をやってる時だけ、自分のことが好きだった。それはきっと、自分の作った曲達が自分のことを絶えず褒めちぎってくれていたからだと思う。


2件のコメント

  1. コメントありがとう!

    もしまた復活するようなことになれば、もう二度と「半引退」みたいなことにはならんと思う。

    常に「帰りたい」と思ってるよ。

    また勝負したいねぇ。

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