強者どもが夢の跡~先輩編①~

駒井さん ☆
私と同い年で、最初に私に仕事を教えてくれた師匠。恐ろしく器用で、恐ろしく仕事が早かったが、人格的に軽薄なところがあり、恐ろしく信用できなかった。

辻さん ☆☆☆
超有名化粧品会社の副社長の息子。駒井さんの幼馴染。金髪のオールバックで背が低かった。工場で働く前は20代にして風俗店を営んでおり、デカい外車を乗り回していたが、店が潰れたことによって車を売り、別に金に困っているわけではないが社会勉強として工場で働くことにしたと言う。工場から支給された白い作業靴にマジックで「NIKE」と書いていたがひとつも面白くなかった。休憩時間、「高校の時、部活何してた?」という話になって、私が「帰宅部です」と答えたら、「そんな部はない!」と叫んで、突然本域でキレだしたから怖かった。

吉岡さん ☆☆☆☆
第一印象は駄目な人。突然辞めていなくなるまでこの第一印象が更新されることはなかった。バイアグラを一気に5錠飲んでブッ倒れて、42度を超える高熱にうなされながらもポコチンがギンギンなのでビデオ試写室に飛び込んでガリガリになるまで励んだ伝説を持つ。

加藤さん ☆
元阪神の赤星がヒゲを生やしてヒップホッパーを名乗っているような風貌のヤンキー。決して悪い人ではなかったが、なんとなく苦手だった。

上坂さん ☆
なぜか「ゴールド」と呼ばれていた豚のような肌感をした大阪特有のヤンキー。板東英二のモノマネを得意としたがひとつも面白くなかった。個人的には、加藤さん以上に苦手だった。ちなみに加藤さんもゴールドも私より少し年下であった。


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