出会い頭のドレミファ丼

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昨日、スタジオへ向かうべくギターを背負ってバス停でバスを待っていたら、小学3年生くらいの男の子を連れたお母さん(言葉からして外国人。フィリピン系の人だと思う)が話しかけてきた。

母「あの、ちょっとすいません。それはギターですか?」
私「はい。ギターです」
母「私、この子にギターを習わせたいと思って、ギター教室に連れていったんだけど、まだ小さいから無理って言われて、仕方なくピアノを習わせてるんですが、この子も本当はギターを習いたいみたいなんです。この子の歳でギターは弾けませんか?」
私「そんなことないですよ。手が小さいんやったら子供用のギターもあるみたいやし、ギターってピアノより簡単やから良いと思いますよ」
母「あなたは独学ですか?」
私「独学といえば独学です」
母「ギターの楽譜は難しいですか?」
私「読まれへんからわかりません」
母「読めないのに弾けるんですか?」
私「感覚で弾いてます」
母「あなたは天才ですか?」
私「たぶん違うと思います」

全てを感覚に頼り過ぎてドレミファソラシドさえまともに弾けないギター弾きが、突然、見ず知らずの外国人に真顔で天才呼ばわりされるという「出会い頭の事故」みたいな体験をした。


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