あきなっておくんなはれ

元春さんのライブの時、グッズ売り場を見て色々と考えていた。

去年と全く同じ物が並んでいる。コースターって需要あるか?どれもこれもデザインがイマイチ。特にTシャツは酷い。基本的にアルバムジャケットをプリントしてあるだけで、ツアースケジュールがバックプリントしてあるわけでもないし、フロントに「禅ビート」(曲名)とだけプリントしてあるものに至っては、元春さんのファンでない限り佐野元春のTシャツであることがわからない。あからさまに手抜き感満載でありながら3500円くらいするので、会場で禅ビートシャツを着ている人を見たことがない。

ライブ後も、売れているのはCDやレコードだけで、グッズは全く売れていなかった。グッズを買うこともライブを観に行くことの楽しみの一つなんだから早々になんとかして欲しい。Tシャツのフロントにプリントすべきは、元春さんの写真や「佐野元春」という文字であって「禅ビート」ではないし、ツアーのたびにデザインを一新して、背中にはちゃんとツアースケジュールをプリントして欲しい。スケジュールの中に自分が観に行った公演が載っているというのは、ただそれだけのことで結構嬉しいんだから(おそらく、元春さん自身はグッズ関係にはタッチしていないんだろうと思う。ものすごくデザインにこだわる人だし、毎回、豪華BOX仕様でアルバムを出す人なんだから)。

なぜグッズ売り場を見ていたのかと言うと、俺も来年からライブ会場に物販席を設けて本格的にCDの販売を開始するからである。どうせなら、ただCDを置くだけじゃなく、できる限りセンス良くディスプレイしたい。クロスを敷いて、POPを作って置いて、主役であるCDの見栄えを良くするためにいくつかグッズ的なものも並べたい。グッズは、俺の場合は、「和田怜士」というのを前面に出さずに、ひたすらデザインを売りにすべきなのだろうなと思っている。物を売るというのは俺の専門分野じゃないし、知識もないし、才覚もないに決まっているから、開き直って楽しんでやろうと思っている。が、運良く縁に恵まれたら、物販担当スタッフを海賊ライチに迎えたいとも考えている。物を売るのが好きな人。どうすれば売れるのかを考えるのが好きな人。そういう人に巡り会えたら、是非、力を貸してもらいたいと思っている。

もし、この記事を読んで、我こそは!という方がいたら是非力を貸して欲しい。ギャラ?もちろん出しますよ。あなたが俺のアルバムやグッズを売ってくれれば売ってくれるほどに。

売りに売ってサクッと家でも建てちゃっておくんなはれ。


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