photo by 戦友01
月下美人と爆竹
例えば、月下美人という花は、一晩だけ大輪を咲かせて散るし、結婚は「スタートであって、ゴールではない」などと言いますが、私はもう二度と、月下美人で終わるつもりはないし、結婚がゴールではないことも重々承知しております。
いよいよ明日、4年振りのライヴ。一夜限りの打ち上げ花火で終わるつもりはないし、「ようやくここに辿り着いた」というのではなく、「ここから始めるんだ」という意気込みで炸裂する爆竹でありたいと思っております。
でも、それはそれとして、「月下美人」ってなんかいいなあ〜と思って、私は、私の相棒であるギターに『月下美人』と名付けました(私は昔から、自分の楽器に名前を付ける癖があります)。
夜な夜な私を咲かせる月下美人。
明日、私共々初陣を飾ります。
桜にうつつを抜かす暇のある方は是非、月下美人と爆竹を観に来て下さい。
アートれいし
と、いうわけで、私のアートをご紹介。
この絵は『女帝の心臓』というタイトルで、私が大阪から伊丹に帰ってきた直後に描いたものです。
私は基本、赤と黒と白しか使いません。画家の息子であるにも関わらず、色彩感覚が死んでいるからです。そして、制作前に完成形をイメージするということを一切せず、計画性ゼロでダーッと描くので、どんな感じに仕上がるのかは、私自身、最後までわかりません。ただ、仕上がった絵を見ることによって、自分の心の状態を読むことができるので、便利です。
学生時代、私は絶望的に勉強ができなかったので、テストの際には問題を解くことを早々に諦めて、回答用紙の裏にこんな絵ばかり描いていました。
この『女帝の心臓』は私のお気に入りで、昔、コープ・リビングで買ったちょっと高級な額縁に入れて、私の部屋に飾ってあります。
通常3850万円のところを5万円で売ると言っているのに、誰も買ってくれません。










