高校の時、郵便局の配達のバイトをして、ついに手に入れたエレキギターがテレキャスだった。
ニコイチ〜実感の二大要素〜
やはり人間、なんだかんだ言って、忠誠心と競争心の問題だと思う。何事も、忠誠心と競争心がなきゃつまらない。
忠誠心だけじゃ駄目。競争心だけでも駄目。これは「メロディだけじゃ駄目。リズムだけでも駄目」ってのと同じ原理。
ジョン・レノンとポール・マッカートニー、ミック・ジャガーとキース・リチャーズ。そう、ニコイチ。
忠誠心が競争心に火をつけて、競争心が忠誠心に火をつけてーという状況ほど好ましいものはないと思う。
ラクダの鼓舞
最近思う。
一見ラクそうに見える道は、茨の道に通じている場合が多い。一方、一見キツそうに見える道には、そりゃまあ、あからさまにラクではないかもしれないけれども、意外な楽しさが転がっていたりする。
人間、「想定外」について、より過敏になるし、そもそも、人間の想定ほどアテにならないものはない。
ラクを期待するとキツさについて過敏になるし、キツさを覚悟するとキツさ以外のものについて過敏になる。
だからこそ、「冒険心」ってやつがめちゃくちゃ大事なんだと思う。冒険心がある内は、茨の道もそれなりに楽しめる。だって、茨の道を楽しまんとする姿勢が「冒険」なんだから。そして、楽しめるということはつまり、楽しめないということよりずっとラクだということだ。
ラクに越したことはないからこそ、ラクしちゃいかんのだ。
美味闇鍋
それぞれがそれぞれの持ち味を持ち寄れば良いと思うし、持ち味にバラツキが出てくることを喜んで認めて、受け容れる世の中であれば良いと思う。
考えらしい考えもなく、ただ「同じものを持ってこい」などと言うから、いつも全てが優劣の問題になる。「差」だけで全てを語らねばならんようになる。もう少し「違い」を語る世の中であっても良いのではなかろうか。
「違い」を語る世の中であっても「差」は出てくるとは思う。思うけれども、それは、そこにある競争は、なかなか面白いことだと思う。



