ラクダの鼓舞

最近思う。

一見ラクそうに見える道は、茨の道に通じている場合が多い。一方、一見キツそうに見える道には、そりゃまあ、あからさまにラクではないかもしれないけれども、意外な楽しさが転がっていたりする。

人間、「想定外」について、より過敏になるし、そもそも、人間の想定ほどアテにならないものはない。

ラクを期待するとキツさについて過敏になるし、キツさを覚悟するとキツさ以外のものについて過敏になる。

だからこそ、「冒険心」ってやつがめちゃくちゃ大事なんだと思う。冒険心がある内は、茨の道もそれなりに楽しめる。だって、茨の道を楽しまんとする姿勢が「冒険」なんだから。そして、楽しめるということはつまり、楽しめないということよりずっとラクだということだ。

ラクに越したことはないからこそ、ラクしちゃいかんのだ。


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