「イメージ」と「実像」というのがある。
私の場合は、どちらが先行してるんだろう。
イメージで捉えられるにせよ、実像で捉えられるにせよ、いずれにせよ、大きくブレているように思う。だって、私が思う私自身のイメージが、実像が、ブレ倒してるんだから、当然といえば当然だ。
そういえば私は、自分で自分のことをひとつも説明できない。
「イメージ」と「実像」というのがある。
私の場合は、どちらが先行してるんだろう。
イメージで捉えられるにせよ、実像で捉えられるにせよ、いずれにせよ、大きくブレているように思う。だって、私が思う私自身のイメージが、実像が、ブレ倒してるんだから、当然といえば当然だ。
そういえば私は、自分で自分のことをひとつも説明できない。
私が、死ぬまでに一度は泊まってみたいホテル―神戸オリエンタルホテル。
この建物は、私の中のロマンチシズムというか、センチメンタリズムというか、要するに胸キュンな感じの象徴なのである。眺めているだけで、桃色吐息が真梨子ばりに溢れ出て、吐きそうになる。
もしここで、めちゃくちゃ好きな人と2泊3日とかできたら、身も心も木っ端微塵にちぎれ飛ぶと思う。だって、三宮元町界隈で散々ロマンチコーな時を過ごした後に、電車に揺られて虚しく家に帰るんじゃなくて、ニヤニヤニヤニヤしながらシャンパーニュ片手にここに帰ってきて、さらに余計にロマンチコーな夜が続くんだから、これはもう、身体に悪いくらい最高だろう。
まだまだ死ねないねえ。このホテルでロマンチコーな夜を過ごしもしない内に死ぬ馬鹿はいないよ、本当に。
何事に於ても、後先考えず、計画性なく突撃して砕け散ることの爽快感を優先する私の座右の銘はきっと、「猪突猛進」である。
感受性弾ける子供時代から、ロックとビートたけしを猛烈に愛して、信奉して生きてきたら、誰だってそうなるはずである。
あのバイク事故の時、私はまだ子供だったが、不思議と、「ビートたけしは死なない」と確信していた。「ああ、残念ながら死なれへんやろなあ」と思っていた。そして、事故の報道を受けるやいなや、どんな形で復活してくるのかをめちゃくちゃ楽しみにしている自分がいて、そんな自分はめちゃくちゃ残酷な野郎だと思っていた。
新聞に、血にまみれた道路の写真が載っていた。大破したバイクの写真が載っていた。私はそれを見て、ただ猛烈に、「カッコいい」と思っていた。
4月だったか、5月だったか、当ブログ上で、「11月までに我が人生の3本柱―仕事と恋愛と音楽と―を安定させてみせる!」と豪語した私であったが…かなわなかった。
愛読者の皆さんを証人と位置付けた『マニフェスト』を達成できなかったことを、ここに深くお詫び申し上げます。
私は間違えていた。
仕事→恋愛→音楽ではなく、仕事→音楽→恋愛が、私の辿るべき道だったらしい。
急遽軌道修正。2012―あと2ヶ月ある。