知らなかった。
ミッシェル(ガン・エレファント)にめだか師匠が在籍していただなんて。
私には「守るために怒る」ということについて、ちょっとしたトラウマがございます。
「ちょっとした」とは申せ、それは絶えずチクチクと、心に痛い記憶で、私はこれにずっと悩まされてきたので、これがそれこそジャブのようにじわじわと効いてきて、今や私の中で、いつでも噴火できる不穏な山のようになっております。
かつての私は、救いがたくキリスト教的な考え方にかぶれていて、「怒」という感情は無条件にイケナイものなんだと思っていました。その結果、なんだかんだと理屈を付けては、「守るために怒る」ということもせずにいました。今にして思えば、ただ臆病なだけだったんですが。
皆さんは、「守るために怒る」ことができますか?確かに、難しいです。でも、これがちゃんとできないと、いつか必ず、めちゃくちゃ自分のことが嫌いになってしまいますよ。
目には目を、歯には歯を。攻撃は最大の防御なり―肝に命じて。
中途半端な博愛主義は罪悪です。本当です。
私は、10年前、24歳の時に、現在バタフライでベース兼コーラスを担当している剣吾くんと知り合いました。そして、それからすぐ、アルファベッツという3ピースバンドを組んで、そのアルファベッツの為に私が初めて書いた曲が『バンドマン・ロック〜夢の等身大〜』でした。『バンドマン・ロック』の歌詞は、伊丹から神戸新開地(アルファベッツ御用達のスタジオがここにありました)へ向かう電車の中で書きました。
アルファベッツは短命に終わりました。ドラマーが抜けて崩壊すると、私と剣吾くんは新ドラマーよっすぃ〜(現・バタフライ)を迎えて新たにリプライズというバンドを結成しました。それから、キーボーディスト「アビィ」の加入。よっすぃ〜の脱退。2代目ドラマー「ツージー」の加入。アビィの脱退…と、メンバー交代を繰り返しつつ、ライヴ活動に励みました。
リプライズ解散―決断したのは、私でした。そして、その引金になったのは、天王寺にある『不思議の国のアリス』というライヴハウスでの出来事でした。客は皆、若い女の子でした。
我々の出番が来て、ステージに上がって、演奏を始めると、客は皆、我々に背を向けて地べたに座っており、大きな声で喋っていました。私は、その光景を見て、「もう終わりだ」と思いました。そして、ステージの上で、それまでずっと信じてきた「ロックンロールの女神」に対して、失望しました。「こんなにアンタのことが好きで、信じてきたのに、なんやねんこの仕打ちは!」と。で、それから数日後、ライヴでの失望感を歌詞にして、私がバンドの為に書いた曲が『モナリザ』だったのです。その時点で、リプライズ解散は秒読み段階でした。
『バンドマン・ロック』に始まって『モナリザ』に終わった物語。それが6年後、我ながらまさかの復活。またバンドやろうぜ!となって、その初ライヴの一曲目が『モナリザ』だったのです。
終わった曲で始まった。決して意図したわけじゃないから凄い。
以上、『モナリザ』について述べてみました。これを知ったら、YouTubeの見方もちょっと変わってくるでしょ?(笑)
失礼しました。
もう大丈夫だと思います。
またいつでもコメントをお寄せください。お待ちしておりますよっ。
しかしまあ本当に、失礼しました!
モナリザを気取るしか能がない僕の女神
この上なく美しくて無慈悲
弄ばれるのに慣れた君の前で
偽りのない愛が悲しく空回りする
救いの手―言葉で求めてメロディで差し伸べて
想い描く赤い糸
君をもし少しでも疑えば終わる夢
手助けを受け入れず優しさに飢えてる
君の優しさに飢えて歌う
救いの手―言葉で求めてメロディで差し伸べて
想い描く赤い糸
君をもし少しでも見失えば消える影
プライドが微笑を浮かべ溶けていく
血も涙もない君の力を信じてる
もういいかい?
もういいよ
思い出せない
思い出せる
「魔法」としか言い様のない力
モナリザを気取るしか能がない僕の女神
例えばアッパー。大技は比較的かわしやすいのである。厄介なのはジャブ。小さいのが細かく当たって、「こんなもの、痛くも痒くもないぜ!」などと調子に乗っておるうちに、「あれ?脚が全っ然動かないぞ」となり、比較的かわしやすいはずの大技をまともに喰らって、試合終了のゴングが鳴るのである。
私は、週に一度、蝶が集結する日以外は、ほとんど何も喋っていない。白痴のように、ただ黙〜って働いている。周りに話相手がいないのである。
最初は、私も男、「こんなもの、痛くも痒くもないぜ!」と思おうと思えば思えるだろうと余裕ぶっこいていたのだが、これがいけなかった。じわじわと効いてきて、ついには脚に…ではなく、頭にキだした。
寂寥。
塵も積もれば山となる―実際には、塵がいくら積もったところで山にはならないと思われるが、ストレスは、風が吹こうが雨が降ろうがびくともせず、着実に積もって山となり、しまいには噴火の兆候を見せ始める。
私の場合、いっそこのまま噴火してしまった方が良いのかもしれない。
私の場合、頭が吹っ飛んで、魂だけが残ったら、万々歳だからである。
COME ON!ぼた餅棚から!
COME ON!ぼた餅棚から!
COME ON!ぼた餅棚から!
ぼた餅棚からぼた餅!
ぼた餅を拵えるのが俺なら、ぼた餅を置く棚を拵えるのも俺で、ついでに、棚からぼた餅を落とすのも俺だ!