只今、昼休憩中。
周りは女の人ばかりで話相手がいないので、ネットでグレッチ嬢を物色しておるのだが、いくら探しても、あの、大阪の楽器屋で見掛けたような、ボディーも白ならヘッドも白という、エレガント且つ妖艶なのが出てこない。白いボディーのやつは、どういうわけだか皆、ヘッドが黒だ。ボディーが白で、ヘッドが黒のギターは、サラリーマンのオッサンの黒い靴下をどうしても思い浮かべてしまうので絶対に嫌だ。かといって、ヘッドもボディーも黒で、ピックガード、その他諸々のパーツが白で、ブリッジ周辺が「鉄!」みたいなやつは、めちゃくちゃカッコイイのはカッコイイが、私は別に、「カッコイイ」ものを望んでおるわけではなくて、あくまで、危険で妖艶な女性を彷彿とさせてくれるようなものを望んでおるので、却下せざるを得ないし…。
ああ、出来れば今すぐ、職場放棄して、楽器屋へ駆け込みたい…。
自然に逆らわず
人生、一回きりだ。そして、その一回きりが、一回きりの分際でめちゃくちゃ短い。
好きになったら、人妻であろうがニューハーフであろうが知ったこっちゃない、いくよ。
「こいつだ!」と思ったら、それがたとえ親友のバンドのメンバーであっても知ったこっちゃない、躊躇なく引き抜くよ。
当たり前だ。
Ticket
私という人間は、バンドをやらんと、本当に何も始まらん。
バンドをやらんと、新しい世界が拓けてこんし、新しい人間関係も拓けてこん。
だから、私が今度、エレクトリックギターを買うというのは、グレッチ嬢を迎えに行くというのは、『切符』を買うということだ。
唯我独尊
50年後、私は84歳だ。そんな歳まで生きている可能性は、限りなくゼロに近い。
40年後、私は74歳だ。奇跡的に生きていたとしても、ただ、生き長らえているというだけの話で、夢も希望もないだろう。
30年後、私は64歳だ。夢や希望を軸にして生きていけるとしたら、このあたりが限度だろうと思う。
考えてみれば、本当に、あと30数年しかないのである。だから、誰かの顔色を窺ったり、俗世間一般のルールを気にしたりして、チンタラしている場合じゃないというのは、紛れもない事実で、現実そのものなのだ。
「好きなことをして生きる」って、確かに馬鹿みたいな言葉だ。でも、私は、自分に残された時間のことを思えば、「好きなことをして生きる」しかないと思うし、そういう生き方をしなきゃ損だと思う。
「好きなことをして生きるってしんどいことやで。」などと余計な入れ知恵をしてくる人間が星の数ほどいるが、そんなことを言っておるような場合じゃないだろう。みんな、限られた時間しか、与えられてないんだから。
合言葉は「Yes!GRETSCH!」
最低ライン¥40000だ。¥40000以下となると、これはもう初心者向けだ。私は、お世辞にも上手いプレーヤーとは言えないが、それでも、少なくとも、初心者ではないのだから、最低ライン¥40000だ。
というのは、エレクトリックギターの話である。前回、大阪へ出た際に、軽く楽器屋を物色して回ったのだが、いざ楽器屋へ足を運んでみると、やはり欲が出る。こだわりが出る。言うても高い買い物だし、私にしてみれば、次に買うギターには、どうしても特別な意味合いが込められてしまうので、妥協せず、恋愛感情と呼んでもおかしくないようなレベルで愛着の持てそうな物を選びたい。
白いギターにしよう。ということだけは決めている。大阪の楽器屋で見掛けた、ボディーの薄い、真っ白な、細部に金のパーツをあしらった、グレッチのギターが今のところ、最有力候補だが、まだ、決定ではない。決定ではないが、何となく、あれ以上のものは見つからないような気がする。っていうか、グレッチって良いな…めちゃくちゃ良いな…昔から大好きなギターだしな…よし、グレッチにしよう!
というわけで、全ては愛するグレッチ嬢の為、私は働かねばならん!携帯の待ち受け画面をグレッチ嬢にして、猛烈に働かねばならん!
「和田くん、今日、残業お願いできるかな?」
「Yes !GRETSCH!」
コメントへの返信〜さかえ様宛
こちらこそ、ありがとうございます。
『イッケイノウタ』の後半の、あのクソ重い文章の数々に対して、一番多くコメントを寄せてくれたのはさかえさんでしたね。本当に感謝しています。
私はこれから一気に上昇気流に乗っていきます。右肩上がりに次ぐ右肩上がり…な、はずです。こっからが面白い…はずです。ので、今後とも御愛読のほど、よろしくお願いいたします!
タイトルカタログ
私のブログでは、文章を100本載せる度ごとに、一枚のレコードが完成したと仮定して、毎度、タイトルを付けてきましたが、それらをここらでざっと、振り返ってみたいと思います。
私のブログを、『イッケイノウタ』のスタート時からずっと読み続けてくださっている方々には、結構感慨深いものがあるのかもしれませんし、私にしてみれば、全てのタイトルにその時々の想いが込められており、並々ならぬ思い入れがあるので、この先さらにブログを続けていく上での一つのターニングポイントとして、ここらで一発、過去のアルバムタイトルの全てをざっと振り返ってみたいと思います。
『イッケイノウタ』(2009.3.31〜2010.10.31)
1st/ ウ゛ァイブル
2nd/麦乃助の憂鬱
3rd/V
4th/闇独楽
5th/花とヘドロ
6th/少年零記
7th/インナーチャイルド
8th/籠城と創造
9th/female
10th/kiss
※『イッケイノウタ』には、計1058本の文章を載せたが、最後の58本については、タイトルを付けず、無題となっている。
『一憩合格』(2011.3.13〜)
1st/三重人格
2nd/猫と豚
以上、過去12枚のアルバムタイトルをざっと振り返ってみましたが、私的にはやはり、『少年零記』あたりが最も感慨深いです。あの頃はもう本当にボロボロで、昼間から隠れて酒を飲んでいて、ただ漠然と「もう終わりや…。」と思ってました。ま、遠い昔の話ですけどね。
どうせ幾分縮むから
ただ、「分をわきまえる。」ということは、あくまで、「自分のスケールを正しく把握する。」ということであって、決して、実際の自分よりも小さく見積もることによって、謙遜して見せたり、謙虚な姿勢でいることを美徳とするというような意味ではないと思います。
自分のスケールなどというものは、若干大きめに見積もってやった方が、自分自身の為に良いんじゃないかと思います。
若干、自分自身を騙す、騙し続けるということは、生きていく上でとても大切なことだと思います。