おいしくなあれ

曲って、完成したばかりの時はシンプル極まる形をしておるわけですが、スタジオでバンドのメンバーと一緒にああでもないこうでもないと言って様々なアレンジを施していくうちに随分と変形していくわけです。で、その後、バンドが解散。ソロに転向。アコギ一本で表現するようになると今度は、バンド時代に施したアレンジを取り除く必要に迫られるようになり、曲がそうすることを望んでいるような気がしてならなくなり、可能な限りシンプルな形に戻そうとするわけですが、ここでミラクルが起こります。

何をどうやっても、どこをどう削ぎ落としても、完成したばかりの、あのシンプル極まる形には戻らない。何かが根本的に変化してる。曲が成長してる。

ぬか漬けにした野菜を桶から取り出して洗う。徹底的に洗って、ぬかを完全に取り除く。にもかかわらず、野菜の味は完全に変わってるー子供の頃、不思議でならなかったあの現象と同じようなことが、かつて自分が作り、現在も生き残っている曲たちに起こっています。


駄目!

歌詞を書き変えて復活させないといけない曲がまだまだある。

言葉が閃いて、曲を復活させることができた瞬間の喜びといったら…それはそれは凄まじいものがあるけど、そこに至るまでの過程が辛い。たまにホントに頭が痛くなる。

ノエル・ギャラガー(オアシス)いわく、「曲を書いてて何が面倒くさいって歌詞を書くのが面倒くさい」

加藤ひさし(ザ・コレクターズ)いわく、「誰か俺の代わりに歌詞書いてくんね?」

和田怜士いわく、「ハミングじゃ駄目?」

メロディーの中にすでに言葉があるのに、そこへさらに言葉を乗せなきゃならんという面倒くささがあるんだよね。

というわけで、ハミングじゃ駄目?


優等生に惚れる不良の心理

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私はなぜロックが好きなのか。極論を申せば、数ある音楽ジャンルの中でロックが一番メロディーが良いからです。

もちろん、喜怒哀楽、全ての感情について極端に素直で、等身大なアートであることもロックの魅力であり、例えば、激烈な怒りを爆発的に喚き散らして、それが良しとされるのもロックの良い所ですが、ロックの本当の魅力は、そうやって激烈な怒りを爆発的に喚き散らした場合にも、「メロディーが良い」ということについては絶対に譲らないーというところなんだと思います。それは、ピストルズやニルヴァーナのメロディーがめちゃくちゃ良いことからも知れます。

将来、私が、ロック以外の音楽にのめり込むようなことがあるとすれば、それはたぶん、クラシックだと思います。クラシックは、ロックの次にメロディーが良い。無駄に壮大な曲が多く、展開が複雑でユーモアに欠けるーという部分さえ克服できれば、クラシックはかなり好きになれると思います。

私には多くの夢がございますが、そのうちの一つが「自分の曲をオーケストラをバックに歌う」だったりします。


★最新ライヴ情報(新着あり)★

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photo by shan-shan

3月22日(水)
扇町para-dice
<開場/開演>18:30/19:00
<前売/当日>¥1200(1drink別)
<出演>
浮浪雲
バニーモツモロ
和田怜士
upper sixx
野田奈津実

⬆︎私の出番はまず間違いなく3番目。20時過ぎの登場になるかと思われます。

4月17日(月)
心斎橋 FootRock&BEERS
<開場/開演>17:30/18:30
*NO CHARGE(1drink+フードチケット¥1000別)
*投げ銭制
<出演>
・小島マキ
・前橋ゆり
・ミカズキン
・小川倫子
・Ami×Kuri×Oka
・吉田ふくたろう
・和田怜士


「ら」

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photo by idol

というわけで、昨日私は、25分の持ち時間に7曲演ったわけです。

<セットリスト>
1.未来へ
2.ガガーリン
3.裸のライチ
4.バタフライ
5.果物をてんこ盛った巨大なケーキ
6.FLOWERS IN THE DIRT
7.THE LOVELIMINAL

1〜5はライヴ盤「LIVE」と同じ流れ。この流れに乗って、勢いづいて、新曲の6、難易度の高い7になだれ込んだ。
歌ってる最中と、歌い終わった直後は、所々声が裏返ってしまったこともあり、「イマイチだったかな」とも思ったけど、一夜明けて今日、録音したものを聴いてみてビックリ。かなり良いライヴであったことが判明。「CD化もありか?」と思っております。

っていうか、新曲「FLOWERS IN THE DIRT」が素晴らしい!即戦力だ!!


☆明日の詳細☆

明日に迫ったライヴの詳細。

2/18(土)
音と料理の店「ら」
(東心斎橋 スターライトビル 4F)
<START>20:00
<CHARGE>¥1500(3drink付)
<出演>
吉田ふくたろう
遊民
和田怜士

私の出番はトップ。20:10の登場予定。
持ち時間が25分なので6曲演る。
初期のビートルズのアルバムのように、コンパクトながら濃く、一気に駆け抜けます。


座って立てる

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photo by shan-shan

アコギ一本で歌う、いわゆる弾き語りスタイルの人で、私みたいなギターの弾き方をする人はほとんどいない。そして、私と同じギターを使っている人は見たことがないし、弾き語りスタイルであるにもかかわらずロックであることを前面に押し出している人も、いるにはいるんだろうけど、あまり見たことがない。また、弾き語りスタイルでロックであることを前面に押し出しているにもかかわらず、椅子に座って歌う人も見たことがない。もっと言えば、アコギ一本で、日本語をUKロックなメロディーに乗せて歌う奴なんて見たことがないし、たぶんいない。

キャラが立ってきた。

もう誰と当たっても、「かぶるのではないか?」とか「埋もれるのではないか?」といった危惧はない。

昔からないけど。


バレンタイン

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世の中にサッポロ黒ラベルを凌ぐほど美味いビールなんてあるわけが…あるんです。

その名はHEARTLAND。

雑味ゼロ。心を洗うクリア感。日本酒でいうところの「上善如水」

バレンタインデーということで、我が奥さんからもらいました。

4本入りボックス仕様。
見たことがない。

1本1本大切に飲まねば。

ありがとう。


新曲『FLOWERS IN THE DIRT』

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酔いどれて
千鳥足で
君の家を目指す

赤いバラ 三本
握りしめて
君の家を目指す

笑ってしまうくらい金がない
でもいつだって楽しい
夢や希望にゃ事欠かない

自分に酔って酔い痴れて
30で死ぬんだ
花の命は短い

呑みに行こう

ほどなくして 君の家
君の名前を叫ぶ
返事がない
まさかの不在
カラスが鳴いた午前1時

笑いのない悲劇はない
そして 言うまでもなく
涙のない喜劇もない

人は生まれて死ぬまで
一日も休まずに
舞台の上 躍動する FLOWER

呑みに行こう


☆ライヴ情報(2/10更新)☆

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photo by shan shan

2月18日(土)
東心斎橋 音と料理の店「ら」
イベント『吉田ふくたろうのお時間』
スタート/19:30予定
チャージ/¥1500(3drink付)
<出演>
吉田ふくたろう
和田怜士
遊民

3月22日(水)
扇町para-dice
<開場/開演>18:30/19:00
<前売/当日>¥1200(1drink別)
<出演>
浮浪雲
バニーモツモロ
和田怜士
upper sixx
野田奈津実

*3月のライヴについては、早くも詳細が確定しました。私の出番はまず間違いなく3番目。20時過ぎの登場になるかと思われます。