息継ぎなし

image1_4.JPG

昨日完成したばかりの『Ⅰ』がまだ誰の手元にも届いていない状況下、明日より早速『Ⅱ』の制作に取り掛かろうと思っている。というのも、『Ⅰ』がギターと声だけの究極にシンプルな作りでありながら、形容し難い響きのある(最近気付いたのだが、たぶん、スタジオの音響が独特なのだ)、非常に良い出来だったので、私自身が2枚目を聴きたくて仕方がないからである。間違えても変に色気付いて、「今度はいくつか音を重ねてみようかな」とか「ギターにエフェクトかけてみようかな」とか考えない。『Ⅱ』も『Ⅰ』と同じように極限までシンプルに仕上げる。

実は、ジャケットは既に完成していたりする。


宝物~oasis bootleg collection~

image1_23.JPG

例えばこれ。これがブート。全てが違法。海外でこれを販売すると、CIAの怖い人たちが来て一発で捕まる。
簡単に手に入るものではないし、買う時に物凄い勇気を要するので、一枚一枚に対する思い入れは公式盤以上である。

通常、ブートを買う時は、音質に細心の注意を払って選ぶのだが、オアシスの場合は、録音された年や国を見て、リアムの声の調子に細心の注意を払って、選ぶ。

不思議と、ジャケが丁寧に作られているものは、リアムの調子が良い。


『和田怜士 bootleg 』プロジェクト始動

image2_4.JPG

今後は、スタジオで歌う時もライヴで歌う時も、全てICレコーダーに録音して、録音したものの中から出来の良いものを選んでCDに落として、『和田怜士 bootleg』と銘打って、次々に販売・配布していきたいと思っている。音をICレコーダーからCDに落として、その都度、必要枚数焼く作業は、私がいつも通っているスタジオのおっちゃんが引き受けてくれることになった。有難い。

ところで、「bootleg(=海賊盤)」と呼ばれるものには2つのパターンがある。一つは、粗悪な中国製でお馴染みの、公式版をコピーしただけのもの。もう一つは、ライヴの模様をオーディエンスが隠し録りしたものであったり、ラジオ放送のために収録されたものであったり、レコーディング・スタッフが密かに横流ししたものであったりを、地下組織がアーティストの許可なく商品化したもので、私が参考にしたのは後者。私はオアシスやストーンズのbootlegを多数所持しているが、bootlegには公式盤にはない面白さがある。高価な割には当たりハズレが激しく、購入する際には相当な目利きが必要なのだが、当たった時の嬉しさといったらない。

というわけで、この度のプロジェクト『和田怜士 bootleg』は、「和田一憩が和田怜士の音を密かに録音して横流しする」という、極めて私らしいコンセプトの下、始動する。

bootlegだから、音さえ違えば同じ曲目・曲順のものを何度作っても構わないし、入念に作り込む必要もない。作り込めば作り込むほど魅力が損なわれていくーそれがbootleg。加工の問題ではなく、素材の問題。どうせ音は声とギターだけなんだから、音質よりも空気感や臨場感を大事にして、新鮮なものを素早く、次々に発表していく。

第一弾の製作はすでに始まっており、来週には完成する予定。

乞うご期待。


某ショッピング・モールにて

image1_22.JPG

わりと賑わっているショッピング・モールの喫煙所がこの有り様であり、完全貸切状態であるにも関わらず、片隅で煙草に火をつける私。

我が国では、煙草ほど急速ではないが、ロックもまた危機に瀕しているように思う。

ショッピング・モール内にある、わりと大きなCD屋の片隅に、片隅に、「追悼・プリンス」のポップが貼ってあった。

天才も死ぬんだな…と思った。


怜士、試奏の旅~三宮リードマン編~

image1_20.JPG

さすがはタカミネといった感じ。
さすがは¥125000といった感じ。

コードを軽く押さえて、ピックを優しく当てるだけで、弦にスパンコールでも塗ってあるんじゃないのか?という煌びやかな音が上品に響き渡る。

よく言われることだが、タカミネギターの短所は、ヘッドの「TAKAMINE」の文字が主張し過ぎていることだけだと思う。


だから私は嫌われる

image1_17.JPG

「大人」というのは年齢の問題ではない。そして、いつの時代も、「大人」に嫌われてこそロックだ。

いいね!
俺、いい線いってるよ。
もっと嫌え。

私はきっと、嫌われる筋合いなく嫌われれば嫌われるほど良くなっていく。

弾き出されるようにして、叩き上げられていく…あ、このフレーズ、歌詞に使えそうだ。