昨日は、4月1日のライヴ後、初のスタジオ練習日だったので、早速、新しいスタイルを試してみた。
極限まで「聴かせる」形にスタイルを変えても、メロディーがメロディーで言葉が言葉だから、フォークにはならない。
次回ライヴで「化けた」と唸らせてみせる。
子供の頃からビートルズが好きだった。小2の時、一刻も早く『ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー』が聴きたくて走って家に帰った記憶があるし、中1の時には、Gジャンの内ポケットにいつもビートルズのカセットテープを忍ばせていた。同じく中1の時、週に一度、ビートルズを中心に、海外のロックを流すラジオ番組があり、そこでディープ・パープルとレッド・ツェッペリンとザ・ダムドを知ってぶっ飛んだ。中2の時、ザ・ローリング・ストーンズが初来日。ライヴがテレビで放送されて、感動のあまり涙が出た。心からキース・リチャーズになりたいと思い、「大人になったら何がなんでも煙草を吸う」と強く心に誓った。中3の或る日、ラジオからニルヴァーナの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』が流れてきて、もうロック以外の物事はどうでも良くなった。19の時、神戸に出て、バンド活動を始めた。この時はまだ、ただただロック・バンドがやりたいだけで、ロックはロックでもどんなロックを演りたいのかということについて曖昧で、定まっていなかったのだが、20の時、オアシスが『ビィ・ヒア・ナウ』を発表。脳天に落雷。当時、一緒に暮らしていたばあちゃんに「ごっついの出たああああ!」と狂ったように叫んで、遂に自分の演りたい音楽に辿り着いたのでありました。
憂鬱の黒い雲が落とす影
死んだふりの僕を照らすスポットライト
晴天の日くらい不安な日はなく
嵐の前触れを探して疲れ果てる
僕の名前さえ知らぬ人の
笑顔が存在が嬉しくて
ウォークマン
ポケットに忍ばせ
金平糖
一つ二つ三つ…数えて歩く
宝物を見つめ直すんだ
壊れ物を隠し通すんだ
言葉を捨てて
今日 不本意
明日 不本意
明後日は…
利口に生きていこう
器用に生きて味気なく死のう
宝物を握りしめるんだ
壊れ物を守り通すんだ
声を殺して
今日 不本意
明日 不本意
明後日は…
残り僅かな自尊心
僕の音楽の色
今日 不条理
明日 不条理
明後日は…
利口に生きていこう
器用に生きて御希望通りの音楽を聴こう
御希望通りの洋服を着てセックスをしよう
※昨日歌った『金平糖』。大阪で暮らしていた時、神崎川に掛かる鉄橋の下、浮浪者の如く段ボールを尻に敷いて、この歌詞を書いた。三宮のバーで一度だけ歌った覚えがある。私が書いた歌詞の中で最も重い。感情を込めて歌うと泣きそうになる。実は昨日もやばかった。