「あ、あかん。私、屁ぇ出る…。」
うるさい。
「でも屁が…。」
黙れ。
「じゃ、あの、せめて、屁が出ると同時にプー!って叫んでもいいですか?」
一緒にすな。
「ま、私のは無臭ですけど…。」
嘘をつけ。
「あなたのは?」
大きなお世話だ。
「じゃ、あの、私、もう、屁が限界なので、口をこうパクパクしてますんで、あなた、腹話術的に私の代わりに喋っていただけますか?」
自分の言葉で喋れ!
自分の言葉で喋れ!
自分の言葉で喋れ!
自分の言葉で喋れ!
自分の言葉で喋れ!
「み、実が出そうです…。」
帰れ。