50年後、私は84歳だ。そんな歳まで生きている可能性は、限りなくゼロに近い。
40年後、私は74歳だ。奇跡的に生きていたとしても、ただ、生き長らえているというだけの話で、夢も希望もないだろう。
30年後、私は64歳だ。夢や希望を軸にして生きていけるとしたら、このあたりが限度だろうと思う。
考えてみれば、本当に、あと30数年しかないのである。だから、誰かの顔色を窺ったり、俗世間一般のルールを気にしたりして、チンタラしている場合じゃないというのは、紛れもない事実で、現実そのものなのだ。
「好きなことをして生きる」って、確かに馬鹿みたいな言葉だ。でも、私は、自分に残された時間のことを思えば、「好きなことをして生きる」しかないと思うし、そういう生き方をしなきゃ損だと思う。
「好きなことをして生きるってしんどいことやで。」などと余計な入れ知恵をしてくる人間が星の数ほどいるが、そんなことを言っておるような場合じゃないだろう。みんな、限られた時間しか、与えられてないんだから。