挿話〜温泉街の射的場

店の親爺「お客さん。」

一憩「…」

店の親爺「ちょっと、お客さん。」

一憩「…あ、は、は、はい?」

店の親爺「「は、は、はい?」じゃありませんよ。私も結構長いことこの店やってますけどねえ、ライフル構えたまま寝たお客さんはあんたが初めてですよ。」

一憩「あ、す、すいません…。で、当たったんでしょうか?」

店の親爺「はい?」

一憩「いや、僕の撃った弾、一発でも当たったんでしょうか?5、6発当てたような気がするんですけど…。」

店の親爺「何を言ってるんですか。一発も当たってませんよ。だってお客さん、まだ一発も撃ってないんですから。」


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