人生の紆余曲折を経て、私の考え方も随分変化したものだ。いい感じになってきたなあ―などと思っていたが、昨晩酔っ払って書いた二つの短い文章『わざとらしい』と『ROCKとSEX』を、一夜明けて読み返してみたら、何のこっちゃない、考え方が本来の自分のものに戻ってるだけだ。

テクニックよりもスピリット!―かつての私の軸となっていた考え方だ。だから、私にとって、別に、新しくも何ともない。でも、あの頃と今とでは、同じ言葉、同じ考え方ではあるが、重さが全然違う。
あの頃、ただのイメージだったものが、今は実感として、実質として自分の中にあって、バカ殿の刀のように、いつでも手の届く所にある。

原点復帰―同じ場所に戻っては来たが、同じ人間が戻って来たわけではない。

ひとつ、掴んだ。ちょっとだけ、強くなった。


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