お断り

言っておくが、コンビニに貼ってあるチラシを勝手に剥がして持ち帰ったわけではない。私はそこまでアナーキーな人間ではない。「ご自由にお持ち帰り下さい」のチラシを頂戴したまでのことである。人目を憚ったのは、ただ単に、めちゃくちゃ、恥ずかしかったからである。

どっかのオバハンに目撃されて、「うわっ。あの人、しょこたんのチラシ取ってはるわ。死んだらええのに」などと思われて、言い触らされて、伊丹最北端で村八分にされることを恐れたまでのことである。

だいたいに於いて、翔子本人が、自分のことを「しょこたん」などと呼ぶから、このようなことになるのである。

チラシを頂戴する時の私の心境はまさに、初めてエロ本を買う時の中学生の心境であった。


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