覚醒2

人を好きになるということは、その人に対して、頭を下げることでも、腰を低くすることでもない。 好きだから、どうしても相手を見上げるような格好にはなるけれども、自分が、相手よりもくだらない人間というわけではない。 惚れる側の...

覚醒

ダラダラと自己嫌悪が募っていく―こんな恋はごめんだ。 や〜めた。 よくよく考えたら、この恋、全っ然楽しくない。恋って、もっと楽しいものだったはずだ。少なくとも、私はそう記憶している。過去の、あの恋も、あの恋も、楽しかった...

猪武者

35年も生きてきて、私の中の恋愛術が、恋愛に於ける手持ちのカードが、「体当たり」しかないというのは、本当に情けないことだと思う。 ゆうても35年生きてきたから、30枚くらいはカードを持ってるんだけど、いかんせん全部「体当...