日本人はロックが嫌い

私ははっきり言って、生まれてこの方、「男らしさ」なんて、考えたこともない。念頭にない。ど〜でもいい。私はただ、常に、出来る限り、ロックな感じでありたいと思っているだけである。

単純に、曖昧な物言いよりは、はっきりした物言いの方がロックな感じがするし、また、石でできている橋を無駄に叩いて渡るよりは、明らかに若干腐ってる木造の橋の端ではなくド真ん中を歩いて、お約束的に落下して、上島竜兵ばりのリアクションを、誰も見ていないのに全力で披露することの方が随分とロックな感じがするから、そうしてきたし、今後もそうするまでのことである。

ただ、最近思うのは、問題なのは、誰もまともに「ロック」を知らないということである。

驚くべきことに、一般ピーポーは、誰一人ビートルズを聴いていないし、ストーンズやツェッペリンに至っては音はおろか、その存在すら知らない間抜けが大半を占めるので、私が「ロック」を口にしたところで、「ああ、あの馬鹿みたいなやつねっ!」などと言われて終わりなのである。

例えば私は、このブログ上で、繰り返し、素晴らしいバンドやアーティストや、彼らがこしらえた名盤を紹介してきた。でも、結局は誰も聴こうとはしないから、いつまで経っても私の言う「ロック」は理解されないままで、ということはつまり、私の言動や行動についても誤解されっぱなしで、たまに、ごくごくたまに、いい人が「あんたは男らしいねっ」みたいなことを言ってくれるが、私としては、「いやいや、だから言うてるやん!俺はロックな感じでいたいだけや言うてるやん!」と思うのであるが…もうええわ。


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