表現の牙

見ず知らずの人がやっているブログを幾つか読んでみた。純粋に、探せば中には面白いものもあるだろうと期待しての所業だったのだが、まったくもってどいつもこいつも…。

当たり障りのない文章を偽名を名乗って書いている。

当たり障りのない文章を書きたいのなら、偽名を名乗るな。

偽名を名乗りたいのなら、当たり障りのある文章を書け。

書き手の人物像が一切見えてこず、誰に何を言いたいのかもさっぱりわからない。ある種の「踏んだり蹴ったり」だ。

ブログだって立派な「表現」。切実なものを書くにせよ、辛辣なものを書くにせよ、完全にふざけ切った笑いを描くにせよ、書き手の中に、中の根底に、表現することに対する畏敬の念みたいなものがないと、それを感じさせるようなものじゃないと、とてもじゃないが読めたもんじゃないよ。

え?金にならないから頑張らない?頑張れば金になるとしても、お前らがいくら頑張ったところで金にゃならんと思うぞ。残念ながら。


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