栗頭〜先月の未発表記事〜

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私は頭がでかい。学生時代、映画鑑賞会のたびに後ろの奴に「見えねえよ馬鹿野郎!」と言われて、あまりに悲しいものだから映画鑑賞会のたびに仮病を使って学校を休んでいた…くらいでかい。でもその分、面白い発想がいっぱい詰まっている。面白い発想がいっぱい詰まってはいるが、これを具現化する能力に乏しい。

小学生の時、鉛筆やクロッキーで絵を描かせたら私の右に出る者はなかった。でも、そこに色を塗ると一発で駄目になった。これは、音楽についても同じことが言えて、メロディーと詩については誰にも負けないと思えるものが書けるのに、そこに音を絡めて全体像として表現するとなると全然上手くいかなかった。自分の書いた曲の頭の中にある理想像に対して、自分の弾くギターの音をどうもっていけば良いのかさえわからなかった。

何事につけても、線は得意だが、色や音となると全然駄目。

誰にも負けない綺麗な設計図が書ける。設計図そのものを「作品」と呼んでもらえたら嬉しい。でも、一体何のための設計図なのか。


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