悪夢

ついさっき、こんな夢を見て目を覚ました。

私の部屋で数人の友人たちが酒を飲んでいる。中に、訳あってある時期から全く付き合いのない学生時代の友人がいて煙草を吸っているのだが、灰を灰皿にではなく、部屋に敷かれた赤い絨毯の上に落としてヘラヘラ笑っている。絨毯には大きな穴があいており、穴は絨毯を貫いて、床を深くえぐってしまっている。にも関わらず、友人はヘラヘラと笑って煙草の灰を落とし続けている。

私は「出ていけ!」と叫んだ。が、友人がいっこうにヘラヘラ笑いをやめないので続けてこう叫んだ。「俺が怒るのは俺が絶対に怒らへん人間やと思って調子にのってる奴に対してだけや!」肩を震わせて涙ながらに訴えている。

それから、友人が私の部屋を出ていったのかどうかは定かではない。私は相当に酔っ払っている。しんどい。私は急に老人施設での仕事のことが気になってシフトを見た。あろうことか朝7時からの早出となっている。壁に掛けられた時計を見ると5時。あと2時間しかない。あと2時間しか眠れない…焦る私を、病気の親父が気弱そうに眺めている。

目を覚まして時計を見ると5時だった。


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