太鼓判

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今日、練習を終えてスタジオから出てくると、いつもは無愛想極まる店長(?)が、笑福亭鶴瓶が浮かべる笑みのような恐ろしい笑みを満面に浮かべて私に話し掛けてきた。一瞬、「刺される…」と思ったが、意外や意外。店長の言葉に歓喜することとなった。

「ここでこっそり聴かせてもろとったんやけど、兄ちゃん、エエ曲たくさん持ってるな。ビートルズ好きなんとちゃう?ビートルズの匂いがする。エエと思う」

めちゃくちゃ嬉しかったし、心からホッとした。というのも、正直、ソロに転向して以降、自分のやっている音楽が良いのか悪いのかわからなくて不安だったのである。バンドをやっていた時とは違って、その場で、「いいね!」とか、「ここはもうちょっとこうした方がエエんとちゃう?」と指摘してくれる人がいないから、全て自分で判断せねばならず、これでホンマにエエのんか?実は全っ然アカンのんか?…不安だった。でも、それが今日、鶴瓶師匠の一言で吹っ飛んだ。

明日は塚口で飛び入りライヴ。たかが飛び入り。されど飛び入り。飛び入りとは言え、今後のことを思えば絶対に落とせない一戦。その前日に何と幸先の良いことか。

久々に爆発してやる。


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