今日も私は、職場の片隅でシンナーを扱っている。
頭の中では、カエラの「magic music」がエンドレスで流れていて、私は、蚊の鳴くような声で口ずさんでいたつもりだったのだが、どうやら時間の経過と共に声が大きくなってきていて、今や蠅が笑うような声になってきていて、時折肩でリズムをとったり、足を踏み鳴らしたりするようになってきていて、このままいくと終いには地声でキリキリと歌いあげだして、サマソニで観たカエラばりに踊りだすのではないかと思われるがしかし、私は決してラリり始めているわけではない。その証拠に、私は今ここで、カエラのあの有名なデビューシングル曲のタイトルを一字たりとも間違えることなく言うことができるのである。
「ラリラ・ラリハ」だよね。あの曲のタイトルはねっ!で、歌ってるのは確か西川ヘレンだったよねっ!
ヘレン最高っ!