落雷

先日、ある人が私の隣に腰掛けて、しみじみこう言った。「女って怖いねえ。なんで死滅せえへんねやろ…」 落雷―私は腹を抱えて笑ってしまった。最近聞いた言葉の中で一番面白かった。 雲一つない晴天の昼下がり。遠い目をして、真顔で...

あの女(ひと)

再三、私の自尊心を踏みつけた、あの女の溜め息や、舌打ちや、嘲笑が、今や私の原動力だ。 私が落ちぶれたら、あの女は嬉々として笑うんだろうから、私は落ちぶれてたまるかと思って、奮起して、何事にも体当たりでぶつかっていける。 ...

クルクル35

私は今、35であるが、肉体的にも、精神的にも、「下り坂」的なものを一切感じていない―といって、これは、強がりでもなんでもなく、紛れもない本音で、正直、数年前の自分の方が断然老いていたと感じている次第である。 相変わらず、...

パイオニア・ロック

残念ながら、人間には所属欲というものがあって、誰かに、どこかに所属して、庇護してもらう代わりに、何らかのルールを守らねばならんようになるわけで、だから、そもそも、誰にも、どこにも属さなければ、庇護されることはない代わりに...

落伍者の愛

どう考えても、「自己犠牲」は愛じゃない。 東京の落語でよく、最低な野郎のことを、「女の腐ったようなの」って言うけど、自己犠牲ってのはまさに、「愛の腐ったようなの」だと思う。 自己犠牲って、恩着せがましくて大嫌いだ。 恩着...

疑問符

「人のために生きなさい」という言葉ほど間抜けな言葉はないと思う。だって、そんなことわざわざ言われなくたって、みんな、ちゃんと人の為に生きてるし、みんな、そうやって生きることを強いられて生きてるんだから。 今、どうせ投げ掛...

誰も知らない

至福の時。 我が晩酌風景。私はロッキングチェアに座っている。 今夜のBGMは、アメリカのパワーポップバンド、スーパードラッグの2nd『ヘッド・トリップ・イン・エブリ・キー』 昔から大好きなバンド、大好きなアルバム。 誰も...

(明後日の)自由への疾走

「自分への褒美」という言葉が大好きだ。庶民のかわいらしさが滲み出ていて良い。だから、この言葉にいちゃもんを付けるような野郎が大嫌いだ。 女の人が言う分にはそんなに不快じゃないんだけど、野郎が「自分への褒美ってなんやねん」...

燃えるふりだし

次のバンドは本物だ。 次の恋愛は本物だ。 次のバンドで最後だ。 次の恋愛で最後だ。 仕事は地盤。しっかりした地盤を拵えて、この地盤の上に、終わらない夢と終わらない恋をおっ建ててこます! 本当に本当に、頑張ろうと思うし、よ...