ホルモンロック

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彼女いない歴50年の図書館勤めの男に初めて彼女ができて、「十三の呑み屋で夕食でも」ってなことになって、そのブサイク極まる彼女とやらが、入店早々『珍味チ●ポ』を注文したら、男は、「今晩あたりイケるかも♡」などと邪推する余裕なく、首を吊るか変な宗教に入るかすると思う。


滑舌極悪

十三駅前の煙草屋で、店のおばちゃんに向かって、ガラス越しに「車海老!」と叫んでいるオヤジがいた。

通りすがり、私は「車海老?」と思った。店のおばちゃんも「車海老…ですか?」と呟いて困惑していた。

よく聞いたら、オヤジは「クールない?」と言っていた。

あり得ないくらい、滑舌の悪いオヤジだった。


プログレタウン

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久しぶりに十三に来た。

居酒屋や風俗店が所狭しと立ち並んでおり、予期せぬ角度から暴漢が飛び出して来て刺されそうな雰囲気。

ふと、十三の居酒屋でタチの悪い酔っ払いの相手をするのと、介護施設で頭のぶっ飛んだ老人の相手をするのとではどっちがキツいのだろう…ということに考えが及んだ。

いずれにせよ、一番楽な職業は演歌の作曲家だろうという結論に至った。素人でも展開の読めるものを作って「先生」などと呼ばれている。

酔っ払いと老人なんて、プロでも展開が読めないよ。


随時募集〜たまには襟を正して〜

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今後、私へのライヴ出演依頼的なものがあれば、随時、受け付けさせて頂きたいと思います。
方法としては、当ブログにコメントという形で寄せて頂いても結構ですし、私に直接連絡の取れる方であれば、直接連絡を下さっても構いませんし、往来で偶然私の姿を見掛けた際に、いきなり声を掛けて下さっても構いません。

【希望】
1.ノルマが無い。もしくは安い。
2.会場がバー等の飲食店である場合、会場側が出演者の鳴らす音楽について、『BGM』であることを特に望んでいない事(私は、声を絞ることもギターの音量を絞ることもしません。だいたい、私の音楽はBGMには向きません)。
3.私以外にもソロでの出演者がいる事。

私自身、より良き表現の場を模索して参りますが、それだけではなく、それに並行して、当ブログの読者の皆様方からの依頼・提案を募り、一刻も早く活動を活性化させて参りたいと考えた次第です。また、依頼・提案に限らず、ご存じのライヴハウスやライヴ・バーについての情報等も頂けましたら有難く頂戴し、今後の参考とさせて頂きます。

何卒、よろしくお願いいたします。


歌詞『道化師の息子』

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君が落としたのは金の斧か?
それともこちらのこの銀の斧か?
或いはこの汚れた木の斧か?
まさかとは思うが私か?

許し許されはもうたくさんだ
言いたいことを言えばいい
他人に許しを乞う必要なんてない

数を誇るのは子供でもできる
大きさにモノを言わせて踊れ
嘘とはつまりそういうものでしょう?
夢見る目にはそういうことでしょう?

許し許されはもうたくさんだ
言いたいことを言えばいい
他人に許しを乞う必要なんてない

見渡す限り光
物陰で老い 朽ちていく才能
例外を嫌う世界
人知れず泣き 血を吐く道化師(ピエロ)

許し許されはもうたくさんだ
言いたいことを言えばいい
他人に許しを乞う必要なんてない

恥の上塗り美しく
やりたいことをやればいい
他人に許しを乞う必要なんてない


歌詞『バタフライ』

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泳いだことのない魚がいた
どうせ泳げはしないと思い込んでいた

「肺呼吸が 二足歩行が 覚束ないんです」と
医者に言った 医者は言った 「愛が足りない」と

君は海
生かすも殺すも君の掌の上

めぐり逢い 僕は言った 「ただいま」
めぐり逢い 君は言った 「おかえり」

君は海
生かすも殺すも君の掌の上

君は泣いていた

僕は泳げない
だけど構わない
他に道はない
無様なバタフライ

君は海
生かすも殺すも君の掌の上
君の掌の上
永遠に覚めない夢

覚めないでくれ


NEWS39 ~試動〜

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「和田怜士と申します」と言って初陣。バーで歌ってきた。歌ったのは、

1.バタフライ
2.M&M
3.ここで待つもの

一刻も早く、バンドではなく一人で演ることの感覚を理解しなくてはいけないことを痛感した。無駄に緊張して、思うように声が出ない。でも、ま、マスターが「魂の叫び」と評してくれたのでOK牧場か。バンドをやってる時から、それが、それこそが、それだけが、歌うたいとしての私の生命線なんだから。

とにかく、数をこなさにゃならんな。

※写真に譜面台が写っているが、これは私以外の出演者の方々が猛烈な頻度で使用するために移動させることができなかっただけで、私自身は一切使用していない。写真をよく見てもらえば、譜面台に何も乗っていないことがわかってもらえると思う。私はロックをやっている。ロックの人は譜面台なんて使わない。


NEWS39 ~改名~

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道を切り拓くべく、攻めの姿勢を取ろうにも、「和」と「憩」に挟まれた名前では限界がある。また、これまでのように、「雨読」は得意だが「晴耕」は苦手…というのでは、今後、話にならない。そこで昨年末、改名を決意。改名の報告を2月に行うことも、あらかじめ決めていた。

『和田怜士』を名乗ることにした。

過去にも何度か、本名とは別にアーティスト名を考えて、名乗ろうとしたことはあるが、短編小説を書いていた時にペンネームとして「新田茘枝」を名乗ったことを除いて、どれも実際に名乗るところまではいかなかった。でも、今回は違う。今後私は、普段は引き続き「和田一憩」を生きるし、嫌でも生きねばならないが、音楽の世界では『和田怜士』を生きて、これまでできなかった姿勢でもって、ここまで成し遂げられなかった事を成し遂げたいと思っている。はっきり言って、「和田一憩」を生きることにくたびれたというか、ウンザリというか、「和田一憩」という名前自体にくたびれてしまった感があるというか…とにかく、これまでの在り方に潔く見切りをつけて、猛々しく前進したいと考えるに至った。

私にとって、特別な意味合いのある二つの物。それが蝶とライチ。私は、こう見えて、殻に篭りがちな人間。言いたいことを言わなかったり、言えなかったりする性分で、いつからか自分の中に堅い殻に覆われた重いライチがあると考えるようになった。殻の中には、私がいくら歳を重ねようとも鮮度の落ちない、奇怪な感性の塊のようなものがあって、これは我ながらなかなか面白いものなのだが、いかんせん殻が恐ろしく堅い。ただ、音楽をやっている時と酒を呑んでいる時だけは別で、音楽をやれば殻を叩き割ることができるし、酒を呑めば殻を溶かすことができる。だから、ほどよく酒を呑んで音楽をやっている時の私はいわば「裸のランチ」ならぬ「裸のライチ」。私が最も私らしく呼吸をしている状態。

ライチは漢字で「茘枝」と書き、「レイシ」と読む。また、「レイシ」の音を数字にすると「04」で、私のラッキーナンバーになる。だから、「新田茘枝」の時同様、「レイシ」にこだわった。

人間、39年も生きれば、自分自身に新鮮味がなくなる。そして、自分の思う「できること/できないこと」に囚われるようになる。でも、芸術家や、作家や、芸人は、本名とは別の名を名乗ることで別人格を生きて、自分自身に新鮮味を取り戻すことができる。これは、芸術家や、作家や、芸人に許された処世術であり、特権だと思う。

今まで、「俺には無理だ」と回避してきたことも、怜士ならできるかもしれない。だから、やってみる。ということの繰り返しで前進していくので、ま、見といてください。海砂利水魚がくりぃむしちゅーに改名して以来の変貌っぷりを見せたるから。

以上、改名報告でした。

追記/改名を受けて、当ブログも近日中に生まれ変わります。管理人さん、何卒よろしくお願いいたします。


NEWS39 ~始動感~

①通算42曲目となる新曲『バタフライ』が完成した。曲、詩ともに完全なる新作で、過去のアイデアからの引用はない。先月の『道化師の息子』、今月の『バタフライ』と、バラードではなくロックを立て続けに書けたことが嬉しい。ロックが書けると「俺はまだ大丈夫だ」と思える。『バタフライ』は、ループ気味のコード進行と、抑揚のある怪しいメロディーとの絡みが自然で気に入っている。また、速い曲の少ない私にとって、ライヴ映えする貴重な戦力となってくれる事を祈ってもいる。

②先月31日、伊丹のライヴバーに出没。飛び入りで一曲のみ披露するも全く声が出ず凹んで帰宅。しかし、39となり、心機一転の誓いを立てたその日に早速ステージに上がれたこと、上がろうと思えたことは、メンタル的に収穫大。