クリスマスソング戦線

知らぬ間にリアムがクリスマスソングを発表していた。鳥肌モノの素晴らしいメロディーで、これに誘発されて急遽発表したのが、俺の『香しき日々』…というのが事の真相。

リアムのこの曲も、ジョンレノンに捧げて書かれたもので、厳密に言えばクリスマスソングではない。でも、クリスマスソングだと言われればクリスマスソングだとしか思えない。

音的には比較の対象ではない。でも、曲そのもの、メロディーそのものは、『香しき日々』は決して負けていないと思っている。って言うか、この2曲を交互に聴いてもらえれば、俺の作風がいかにUK寄りなのかが分かってもらえると思う。

今年は、英国を代表するレノンチルドレンと、日本を代表するレノンチルドレンがともにクリスマスソングを発表したことになる。英語圏の人はリアムのを聴けばいいし、日本人は俺のを聴けばいい。

いずれも本当に良い曲だ。


俺の頭も密を避けろ

俺は頭がデカい。以前にも書いたが、子供の頃、学校で映画鑑賞会が催されるたびに後ろの奴に「見えへん!」って言われて悔し涙に濡れた。数あるコンプレックスのうちの一つだった。

ところで、容器がデカくて内容量も多い食べ物ってどれもこれも大して美味くないね。美味くないというか、美味そうに見えないから美味くない。千両箱みたいなどデカいプラスチック容器に入ったアイスクリームとか、ペヤング焼きそばのBIGとか。一つも美味そうに見えない。だから、美味くない。ペヤングは何人かで分けて食べればいいじゃないかと言う人がいるが、それなら始めから普通サイズのを人数分買った方がずっと美味そうだし、美味いに決まっている。

一方、容器の大きさに対して内容量の少ない食べ物は美味そうに見えて、美味そうに見えるから美味い。例えば、寿司。職人が握ってくれる店に行くと、まな板みたいなものの上に「あいよ」と言って、一貫とかニ貫とか、ちょっとだけ置いてくれる。イタリア料理とかフランス料理とかも、デカい皿の真ん中にこぢんまりと料理が盛ってある。空間にゆとりを持たせることで、高級感を醸し出す。これは、食べ物に限った手法ではない。富豪の家は敷地が無駄に広大だし、指輪を入れる箱は指輪の大きさに対してデカ過ぎるし、大阪ドームで見たポール・マッカートニーは米粒にしか見えなかった。

で、何が言いたいのかというと、俺の頭。見た目にデカいのは、削るわけにもいかないし仕方ないとして、中身、脳みそは胡麻並みに小さかったらなあ…と。それはそれで問題か。


ベスト盤制作の途中経過(12.17 更新)

ベスト盤制作の途中経過を。今のところ、Dr.F、みこみかんさん、須磨ですまんの〜さん、ショコラさん、シスターマロンから計10曲のリクエストを頂いて、うち5曲が収録確定。5曲が検討中となっている。

また、アルバム収録曲を10曲から9曲に減らすことにした。というのも、来年はこのベスト盤に収録されている曲を全曲披露するライブを何度か敢行するつもりで、35分〜40分という持ち時間を思えば、9曲がギリギリのラインだろうと判断したからである。

ベスト盤の封入カードには、それぞれの曲について、選曲してくれた人の名前を表記する予定。

さらなるリクエストを!期待せずに待っています。

※以下に、リクエスト可能な曲のリストを記しておきます。は最初から収録が確定していた曲。ピンクはリクエストを受けて収録が確定した曲。はリクエストを受けて収録を検討している曲で、カッコ内の名前は、選んでくれた人たちの名前です。参考までに。


妄想狂冥利(須磨ですまんの〜)
ガガーリン
未来へ
バタフライ(みこみかん)
M&M(みこみかん)
孤高
ハングリーマン〜恋の尊厳死〜<BLUES version>(みこみかん)
FLOWER
FLOWERS IN THE DIRT
綺麗な動物
果物をてんこ盛った巨大なケーキ
紙吹雪舞う(Dr.F、みこみかん)
復活の予感
伊丹DABADAで逢いましょう
バンドマン・ロック(須磨ですまんの〜)
グラサージュ(ショコラ)
ストーカー(須磨ですまんの〜、ショコラ)
モナリザ
口車に乗って
waterfall
赤い雨(みこみかん)
SURFBLUE
savvy?
orange

悪魔と呼んで
WHY?
the answer song
金平糖(シスターマロン)


『香しき日々〜Xmas ver.〜』解説

前記事にも書いたように、これは所謂クリスマスソングではない。そんなつもりで作った曲ではない。が、世の中には、「冬」とか「雪」とかいうワードの登場しないクリスマスソングなんて幾らでもあるし、要は雰囲気の問題で、だとすると、この曲はクリスマスソングとして十分いけるんじゃないか?と判断して、撮った。

撮影場所は『SURFBLUE』以来となる我が家。クリスマス・ヴァージョンということで、暖炉に照らされているイメージの画像加工こそ施したが、映像そのものは自然体であることに徹した。だから、俺が着ている迷彩のパーカーはただの部屋着だし、テーブルの上には愛用のコーヒーカップが置いてあったりする。

演奏面についても、クリスマス仕様になっている。本来は、アカペラで歌い始めて、途中からギターがピック弾きで入ってくるというアレンジで、割と「聴け!」感の強い曲なのだが、今回はこの「聴け!」感を極限まで削ぎ落として、あくまで、誰に聴かせるでもなく、一人の垢抜けない男が暖炉の側でギターを爪弾きながら口ずさんでいる…という感じにした。だから、最初から最後まで指弾きなのである。

この曲をクリスマスソングとして発表することにした一番の理由は、詩にある。これは、何かを、誰かを待つことについての曲なのだが、クリスマスが来るのを指折り数えて待った経験は誰にでもあると思ったからである。

クリスマス。暖かい家で、室温だけではない暖かさを感じながら、しみじみ聴いてもらえたら、それが一番だと思う。


クリスマスプレゼント

読者の皆さんにクリスマスプレゼントを。

全曲新曲ライブの時に一度だけ披露した曲。クリスマスソングとして書いたわけじゃないけど、クリスマスに合うと思って、撮影。アップした。ウクレレみたいに聞こえるギターのトーンが曲によく合ってると思う。詩を載せておくので、映像を観ながら一緒に歌ってくれたら、それが俺へのクリスマスプレゼントになる。

こんなのもたまには良いでしょ?


香しき日々

いつまでも諦めずに君を待っている

深呼吸をして

静かに今 鍵盤に触れる

ここに居る誰よりも君を知っている

一度として不安を口にした事はない

香しき日々 会えなくても

待つ事の幸せに酔い痴れて

見えないピアノを弾く

香しき日々 会えなくても

待つ事の幸せに酔う

選ぶのは君 答えを待つ

手遅れになる前に

連れ出して

連れ出して

連れ出して

弾けないピアノを弾く

毎日が約束の日

君の声がした…ような気がして

優しくそっと鍵盤に触れる

会いたい


自己改革への道

奮発して、割と高価な手帳を買った。人に言わせれば、「奮発した」内に入らない通常の価格だが、これまで、手帳を付けようと思い立ってはみたものの、どうせ三日坊主で終わるだろうという頭があって、百均の手帳を買ってみたらやっぱり三日坊主に終わってしまった…という愚を繰り返してきた俺にしてみれば、「今回ばかりは気合いの入り方が違う」という気合いのほどが窺える価格の手帳である。今後は、仕事のことも、プライベートのことも、ふと浮かんだ詩も、逐一、漏れなく、これに書き記していく。つまりは、今後はしっかりと頭の整理をしながら生きていこうということ。

酒を断って、手帳を付けて、クリアな頭を絶えず維持、整理しながら生きていく。他にも出来ることがあれば躊躇わずにやってみる。俺は本当はもっと出来る奴のはずだ!という希望的観測にすべてを託して。


★断酒宣言★

25年目の決断。ライブや祝い事の席以外は酒を断つことにした。

これまで重ねてきた数々の失敗や失態。そのほとんど全てに酒が絡んできた。

先日、「酒に吹かれて」という記事にも書いたが、俺は本来、そんなに明るい人間ではない。かと言って暗い人間だというわけでもないのだが、少なくとも、かなりおとなしい人間ではある。そんな自分、本来の自分が嫌で受け容れられない…という傾向が俺にはある。

シラフの時も、可能な限り明るい自分を演じてきたようなところがある。で、その場から離れて、人目を気にする必要がなくなると一気に気が抜けて、急激に本来の自分に戻る感覚があって、それは「落ちる」感覚で、これが不快で酒を飲んで、もと居た高さに戻そうとしてきた。

酒を断って、クリアな状態。本来の比較的おとなしい自分に戻って、その状態をキープすることで、「元気がなくなった」とか言われないだろうか。ただでさえ言いたいことの言えない自分がさらに言いたいことの言えない子供の頃の自分に戻ってしまわないだろうか。そのことで、考え方の違う他者との議論に連戦連敗して、いとも容易く捩伏せられる…なんてことにはならないだろうか。という不安がないわけではないが、それでも、もう、無理矢理に別人格を生きるのはやめることにした。ドーピングして勝ち得たものなんて…ね?正直に負けを認めて、その都度悔しさを噛み締めた方が、人間として、成長もするだろう。

だから、ライブでも祝い事の席でもないのに、酒を飲んでいる俺を見掛けたら、遠慮なく、思いっ切り飛び蹴りを喰らわせて欲しい。宜しく頼む。

今後は、定期的に、「断酒日記」的なものを書いていく。25年の長きに渡って無茶な酒の飲み方をし続けてきた人間が酒を断つことでどう変わっていくのか…乞うご期待。


名刺作りを手伝って

今年は一度しかライブをしなかった。が、その時の音源はフルで残っている。中でも「悪魔と呼んで」「WHY?」「the answer song」は出色の出来で、このままお蔵入りにするのは惜しい。なので、以前にも書いたが、この3曲をメインとした、初のベスト盤制作を考えている。

短か過ぎても長過ぎても駄目。繰り返し聴くに耐え、名刺代わりになる10曲入りの作品にしたい。上に書いたように、10曲中3曲は既に決まっているから、あと7曲。この7曲を、当ブログの読者の皆さん。いつもライブを観に来てくれている皆さん。俺のアルバムを持っている皆さんに決めてもらいたい。自分で選曲しようとも思ったが、やはり、それじゃ意味がない。曲に対する俺自身の評価と、皆さんの評価が一致するわけがないし、これを制作する目的は、新たなリスナーを獲得することにあるんだから、俺自身の評価なんて、ある意味、どうでもいい。

下に、今現在、俺の手元に音源の存在する曲のリストを書いておくので、この中から選んで、コメント欄にリクエストとして書き込んでもらえたら嬉しい。一人何曲でもいい。選んでもらえたら嬉しい。何故その曲を選んだのかについて、短くて全然構わないから、一筆添えてもらえるとさらに嬉しい。

ダメ元でお願いする。リクエストが7曲に満たない可能性が低いとは思わない。満たない場合は、ベスト盤の制作を中止する。当たり前だ。需要あっての供給なんだから。ね?


妄想狂冥利
ガガーリン
未来へ
バタフライ
M&M
孤高
ハングリーマン〜恋の尊厳死〜(BLUES version)
FLOWER
FLOWERS IN THE DIRT
綺麗な動物
果物をてんこ盛った巨大なケーキ
紙吹雪舞う
復活の予感
伊丹DABADAで逢いましょう
バンドマン・ロック
グラサージュ
ストーカー
モナリザ
口車に乗って
waterfall
赤い雨
SURFBLUE
savvy?
orange

金平糖


星を知っている人

「○○の星の下に生まれる」という言葉があって、みんな、何らかの星の下に生まれてきた…俺は昔からそう思っている。だから、皆、一人残らず、それぞれに、それぞれの星の下で天才だと思っている。

俺はあなたに敵わないし、あなたは俺に敵わない。

「迷い」というのは、自分の星に気付けなかったり、誤解している場合に起こるのであって、そこさえ、そのトンネルさえ抜ければ、皆、一人残らず天才だし、皆、そのことに気付くと思う。

昨日、YouTubeで、「天才なんていませんよ」と、オレ流だかなんだか知らんが、ドヤ顔でエラそうに言ってる落合博満の映像を見てイラッとした。クソくだらない。俺の考え方は真逆。「世の中、天才しかいませんよ」だ。

ところで、好き嫌いを抜きにして、この人ほど自分の星に忠実に生きている人はいないと思う。

「僕が頑張ることで皆さんに勇気を出してもらえたら!」俺、こんな言葉大嫌い。こんなこと言う奴大嫌い。そもそも、「勇気」という言葉に病的な懐疑心がある。でも不思議なことに、今、この人が言う分には、ぐぅのねも出なかったし、自分自身のやり方、在り方にこそ、問題があるんじゃないかと、心から思った。

人にはそれぞれ星があって役割がある。

この人はそこを、誰より忠実に生きてるように思う。


卑屈の星

先月は駄目だった。メンタル的に不安定で、一切ギターに触れてないし、曲作りもアイデア一つ捻り出そうとしなかったし、ここに記事を載せることもほとんどなかった。酒を飲んだら相手構わず毒付いて、喚き散らして、翌日、自己嫌悪の塊で、謝罪メールに追われて…完全に駄目だった。

今月に入って一気に気分が晴れて、重かった頭が軽くなったのだが、そうなると今度は、何か込み上げてくるものがあって、ちょっとハイで、ここに連日のように記事を載せるようになった。ただ、まだ全然ギターを弾く気にはなれないし、曲作りをする気にもなれない。でも、ま、考えてみれば無理もない。この4年間、猛烈な勢いで作ってきたし、どれも自信を持ってキャリアハイと言える出来だったんだから。地下水だって、使えば枯れるし、枯れたらまた貯まるまで待たねばならないんだから、同じ理屈だろう。

今年の抱負として、「クリスマスソングを作る」というのがあったけど、これは来年に持ち越しだな。今年はもうライブの予定がないんだから、作ったって仕方ない。辛うじて、『sister moonlight』はクリスマスソングと呼べなくもないと思う。アレンジによっては、クリスマスライブで十分歌える。

次、俺はどんな曲を作るんだろう。何が出てくるんだろう。意識的には、ビートルズの『オブラディ・オブラダ』みたいな、子供が踊れるような、楽しいのを作ってみたいという気持ちが以前からある。それから、今日、うちの奥さんがシレッと言ってきたのは、「韓流ドラマの挿入歌みたいな超ロマンチックなバラードを作ってよ」というやつ。アリかもしれない。そういうのを作ろうとして、作り始めて、完成してみたらパンクだった…というのは、和田怜士あるあるだし、それはそれで面白い。奇跡的に超ロマンチックなものが出来たとしたら、それこそ楽しいし。気持ち悪いか?(笑)

いずれにせよ、来年になったら、ギアを入れ直して、精力的に制作活動に入ろうと思う。ライブもやる。一度、ロックンロールを封印して、バラード中心の、ディナーショー的な、落ち着いた雰囲気の中でじっくり聴かせるライブもしてみたい。俺の作るメロディーがいかに凄いものなのかというのを思い知らせたい。正直、わざわざそういう機会を設けて、いちいち説明せねばならんのはクソ面倒臭いけど。

ライブ。多くの人に観に来て欲しい。今年みたいに一回だけってことはないだろうけど、かと言って、馬鹿みたいに連続してやるつもりもないから、見逃すと後悔するよ。俺って基本、観に来なかった人たちを後悔させたいが為に、その一心でステージに上がる卑屈なロックスタアなんだから(笑)