奇怪麺

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近所の薬局で発見。皆さんに見せたい一心で購入した。

何やこれ!

「家庭用ラーメン」って一体何だ。どういうことだ。業務用でないのは見たらわかるし、工業用ラーメンや軍事用ラーメンではないこともちょっと考えたらわかる。じゃ、家庭用ラーメンって一体何だ。わざわざ明記する必要あるか?市販されているラーメンはたいがい家庭用ではないのか?

しかもパッケージに「キリン」とあるが、あの有名酒造メーカーとは一切関係がない。販売者表示を見ると、愛知県の「小笠原製粉株式会社」とある。誰やねん。

愛読者の皆様方よ。教えてくれ。

何やこれ!


町田宝山

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先日、私が尊敬してやまない作家、町田康のブログを発見した。実に短い箇条書きのような文章ではあるが、毎日欠かさず更新してくれていて、これに目を通すのが私のささやかな楽しみ、日課となっている。そこで、最近の記事の中から、私が特に面白いと思う「町田節」としか良いようのないフレーズを以下に幾つか書き出してみた。

・呼吸を自粛。
・問題になれば暴動。
・国内の商品を民芸品がわからない。
・根気を破壊。気温は気合だ。
・賃金が欲しい。
・羊の皮をかむった饂飩屋になりたい。
・殺すぞ。と言われて、なんかウレシー。
・頑張った分だけ報われない。
・誤解だらけの竹トンボ。
・るるるる。
・股を極限まで広げて立ちたい。
・主婦の目線で爆発したい。
・自分からもっとどんどん森ノ宮になっていかな。
・俺の魅力を前に出していきたい。ところが。魅力がひとつもない。

ちょっと、本当にちょっと目を通しただけでこれだけ出てくる町田節。ほとんど全てのフレーズが、前後の文章と何の脈絡もなくいきなり飛び出してくる。それが町田康。中でも「国内の商品を民芸品がわからない」なんて最高だと思う。

宝の山を見つけたようなもの。


思索の泉

いずれまた、状況的に、全然書けなくなる時が来るだろうから、今のうちに書けるだけ書いておこうと思っている。

私を誰だと思っている。集中すれば、没頭すれば、アイデアは無尽蔵だ。


携帯する書斎

私は、このブログに寄せる記事や写真の全てをiPhoneで打っている。

たまに、未完成の記事や未使用の写真が幾つかiPhone内に溜まっていることがあると、これらを早いとこ消化してしまわねばと焦ることがある。

確かに一銭にもならない。でも、スピリットは半ば職業作家である。


365×36

人間の中には天使と悪魔が棲むというという話を、今まで散々聞かされてきた。そして、それはたぶん事実で、かくいう私も例外ではなく、私の中にも天使と悪魔が棲んでいるらしいのだが…。

誰しも目を疑うと思うが、実は、私の中では、悪魔よりも天使の方が圧倒的に優勢なのである。私の中の街道を天使が「天使に非ずは人に非ず」などと、そもそも天使も悪魔も神であって人ではないとは思うのだが、まぁとにかく、そのように無茶苦茶なことを声高に言って闊歩しているのである。良いではないか?全然良くない。

欲望のままに動くことを得意とする悪魔には、緻密な計算みたいなものがない代わりに勢いがある。行動力があり、使命感がある。これを、臆病ゆえの屁理屈コキ、頭のデカい天使が押さえつける。

天使は、必要以上に石橋を叩く。渡る気があるのかないのか、執拗に叩く。叩いておるうちにノッてきて、橋の手前で奇声をあげて踊り始める。これを見た悪魔が「これはアカン」と、天使を怒鳴りつける。「何をさらしとんねん!」怒鳴りつけられて、踊りの腰を折られた天使が仲間を呼ぶ。四方から凶悪な人相をした天使がぞろぞろとやってきて、正義感に燃える悪魔を包囲、袋叩きにする。カラスの所業。天使の群れが離散した後に、ボロ雑巾のようになった悪魔の身体が横たわる。しかし「俺が行かねば誰が行くのか」と言って、またぞろ悪魔は立ち上がる。生まれたばかりの馬のような体で立ち上がり、橋を渡り始める。中央まで行ったところで、先程までの天使の執拗なドラミングにより橋が崩壊、憐れ悪魔は川底へ。

というような365×36。


華もげて炎上

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▲全盛期のOX

つい先程、オックスについてさらに調べてみたところ、愛ちゃんが失踪、脱退した後もオックスは活動していたらしい。でも、落ち目丸出しで全然アカンかったらしい。というのも、愛ちゃん脱退後のオックスはまさかの演歌路線…だったらしいのである。何だ、演歌路線って。

女の子をバタバタと失神させて、ドラムセットを破壊したりしてたバンドが、いきなりの演歌路線。無茶極まるギアチェンジ。

車だったら確実に燃えている。


GS最強の華

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最後のGS。GSブームの終焉を象徴するバンドと言えば、「失神」で有名なジ・オックス。写真はそのジ・オックスでオルガンとボーカルを担当(メイン・ボーカルは真木ひでと)していた、「愛ちゃん」こと、赤松愛である。愛ちゃんがステージ上で失神することによって、ファンの女の子もバタバタと失神、倒れて、担架で運ばれていく。GS好きの私の中で、ザ・カーナビーツのアイ高野が才能面に於けるアイドルだとすると、ジ・オックスの赤松愛はルックスとイメージ面に於けるアイドルなのである。

見よ!このルックス。世のイモ臭い男どもに「オカマ野郎」呼ばわりされていたのも頷ける可憐さ。このルックスで大きな白いチューリップハットをかぶって、襟にフリフリの付いたカラフルな服を着て、白いピチッとしたパンツを60年代丸出しの黒いロングブーツにインして履いて、ステージの中央に立ち、白いオルガンを弾かれた日にゃ、そりゃ女の子も夢中になるわという話である。

失神者が続出するオックスのステージは社会問題になり、やがて、多くのライブ会場がオックスを出入り禁止にした。その後、69年に愛ちゃんが脱退したことによってオックスは解散したのだが、愛ちゃんの場合、脱退の形がフツーじゃなかった。ある日突然失踪したのである。そして、失踪(脱退)後、愛ちゃんは「ジョンレノンに弟子入りする」と言って渡英し、オノヨーコのツテでビートルズのアップル社に入社。アップル社で何をしていたのかというと、ただブラブラしていたらしいのである。

どうだ。最高だろう。GS、最高だろう。愛ちゃんみたいな奴を輩出するあたり、やはり並みのブームではなかったのだ。

赤松愛ー今後ともお見知り置きを。


愛情

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ディスカウント・ショップ「いちご」の看板を、最大限にカッコ良く撮ってみた。

これ以上は無理だ。

いちごを最大限にカッコ良く撮ることの意味が我ながら全くわからない。でも、いちごが潰れたら、俺は泣くよ。