「平和」と書かれたカードを裏返すと、まず間違いなく、「つまらない」って書いてある。
アイソリューション
想定外が面白い。
想定内なんて、面白くも何ともないし、きっと、何をするにせよ、タカの知れた結果しか出ない。
恋愛が面白くてたまらないのは、想定外な出来事が連発するからだろう。
思考なんてものは、「想定外」の暴走を食い止めたり、「想定外」の描き出すラインを微調整するためにあるようなもので、それ以上でも、それ以下でもないだろう。
人生と恋愛する―これだね。これが最高の生き方だ。
コメントへの返信〜くま様、さかえ様宛
コメント、ありがとう。
祈りに祈って、祈りたおした末に与えられたものを手に取って、「う〜〜ん…」などと言うつもりはありません。
今からちょうど10年前、やはり私の拵えたフライヤーを通して知り合った剣吾くんとの出逢いを盲目的に信じたように、今回の、そして今後の出逢いについてもただただ盲目的に信じてみようと思っています。
バンドは、綿密に計画立てて組めば良いバンドになるというものではないし、テクニシャンばかり集めれば良いバンドになるというものでもなくて、偶発的な、「気付けばそこにあった」みたいなのが一番だと思っているので、フライヤーというのもののミラクル性を信じて、ただ馬鹿みたいに信じて、与えられたものは素直に喜んで受け取って、流れに逆らわず、前進していこうと思っています。
コケることがあったとしても、「コケたことにも何かしら意味があるんだろう」と思うまでのことです。
最後に、これは特にバンド云々に限った話ではなく、私の生き方の一要素として、「浮かれられる時は目一杯浮かれてやろう」と思っています。人間、沈む時は沈みたくなくても沈むからね。
一期一会、一期一会。
黄と白の暴動
今日、私は、ティムに「日本の音楽は死んでる。」と言った。「くだらない。」と言った。「つまらない。」と言った。
ティムは、「ベースプレーヤーと、ドラムプレーヤーを捜しましょう。今すぐにでも!」と言った。
とにかく、すんごい音楽をやるんだ。
すんごい音楽をやりさえすりゃ、誰も許さなくても、私自身が、私自身の人格と人生を許せるんだ。
「日本人に、本当のロックを聴かせたい!」私の願いは、これに尽きる。
日本人の愚鈍な感性をぶん殴りたい。
何がなんでも、すんごい音楽をやるんだ。
ライチの鼓動
今日は、何枚か自分のCDを持っていくが、考えてみれば、私の音楽が英国人の耳にどう響くのかということが、めちゃくちゃ興味深い。
今日会う相手は、ゆうても、ビートルズやオアシスを産んだ国の人間だ。
でも、ひょっとしたら、日本人よりも英国人の方が私の音楽を理解してくれるんじゃないか?という希望的観測、なきにしもあらず。
ま、いずれにせよ、今日のティムを皮切りに、今後知り合う人間は皆、私のことを「レイシ」と呼ぶのであって、私はそれが本当に楽しいし、嬉しいのである。
英国経由、「一憩」からの脱出。
音楽の世界に指一本でも突っ込めば、私は、「一憩?そんな奴ぁ知らねえな。」ってなもんなのである。
さあ、いよいよだ。
カモン、ティム!
☆☆☆☆☆
今日の、15:41に、携帯が鳴ったのである。
「戦友募集」フライヤーを見たという人物からの連絡だったのである。
今日まで、何の反応もなかったのだが、遂に一本、連絡が入ったのである。そして、この一本というのが、連絡十本分に相当するインパクトをともなっていたのである。
「ティム」という、イギリス人からの連絡だったのである!
最近、大阪に来て、バンドがやりたくて、メンバーを探していた時に偶然、私のフライヤーを見掛けたと言うのである。
リーズ音楽学校で6年間、ギターと作曲の勉強をして、今年、卒業して、日本に来て、三味線の勉強などしていて、そして、私のフライヤーを見つけたらしいのである。
こんなことって、あるか!?
明日、私は、大阪でティムに会うのであるが、興奮して寝るに寝れんのである。
会ってみた結果、どうなるのかはわからないけれども、今はただ、ロックの女神のトリッキー極まる手腕に脱帽している。
ティムとうまいこといきますように!!
コメントへの返信〜くま様宛
コメント、ありがとう。そういう暖かい言葉をそっと掛けられるくまさんみたいな人間のことを、「優しい」というのではありますまいか?
残念ながら、私は、本当に、全っ然優しい人間ではないのです。物腰は結構柔らかい方かもしれない。でも、それも掘り下げて考えてみれば、ある種の演技で、他人に物腰の柔らかさを求めておるだけの話なのです。
恋愛に関して言えば、私はある意味、いつも「二股」なのです。一人の、生身の女性に、全てを懸けたことなんて一度たりともない。
私は結局、「音楽」という名の女性が一番好きで、生身の女性はいつも、どうしても、私にとって二番手になってしまう。そりゃ、最初は、音楽に迫る勢いで好きになりますよ。でも、時間の経過とともに、早かれ遅かれ、私は音楽の方へ音楽の方へ流れていく。
デート中でも、旅行先でも、空気というものを一切読まず、中古CD屋を見つけると入ってしまうし、相手が、私の音楽と、音楽人としての私に対して興味を示さなくなると、とたんに、私の相手に対する愛情的なものも冷めてしまう…。要するに、私は、二番手の女性に、常に、一番手の女性のことを好きでいて欲しいと望んでいるわけで―ね?完全にヤバいでしょ?笑うに笑えんでしょ?
ところで、今日は久々に部屋に閉じ籠もって、新曲を制作しております。「バラードは書かん!」と決めて、グレッチ嬢をめちゃくちゃに歪ませて、ノイズの中から何かしら出てくるのを待っております。
楽しいねえ、音楽は。最高だねえ、ロックは。いい女だ。

