水道筋商店街

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私を無類の商店街好きにした商店街。日本一の商店街。ここと比べれば、天神橋筋商店街なんてたかが知れている。
私は幼稚園に通っている間、一年間だけ、この界隈に住んでいたが、この一年間、僅か一年間が情緒的に、私にもたらした影響は計り知れない。

串カツ屋にでも入って、一杯やろっかな。


始点

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一年ぶりの神戸。今日は、ここから王子公園までビール片手に歩いて、王子公園から電車に乗って三ノ宮へ出るつもりである。

今日この日を、私はずっと楽しみにしていたのである。
雨降りだが、神戸は素敵。


「FOREVER」で綴る自己変遷史

私が、生まれて初めて好きだと思い、実際に声に出して「好きだ」と言った曲は、ビートルズの『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』だった。小学1年の時、親に向かってそう言ったのを記憶している。

小学1年から、高校2年まで、私にとって、「フォーエバー」といえば、『ストロベリー・フィールズ』のことだった。この曲はレノンが、子供時代を過ごした孤児院に想いを寄せて書いた曲であって、レノンが自身の原点的なものを歌ったものだ。

高校2年の時、私の中の「フォーエバー」は、オアシスの『リウ゛・フォーエバー』に変わった。
私は始め、恥ずかしながら、オアシスの1stの良さがよくわからなかった。が、この曲『リウ゛・フォーエバー』だけは別で、初めて耳にした段階で、これはもう完全に名曲だと思った。
この曲では、「永遠に生き続けるんだ!」という、実にオアシスらしいポジティブなメッセージが炸裂していた。この曲を皮切りに、オアシスの音楽、姿勢は私に多大な影響を与え続けた。「ポジティブな思想、姿勢こそがロックでカッコいいんだ」という考え方を私に植え付けてくれたのである。そうして私は、この思想を自分の軸に据えて生きてみることにした。

紆余曲折を経て…。

先日、私にとっての「フォーエバー」が、『リウ゛・フォーエバー』から、『ファック・フォーエバー』へと移行した。「永遠に生き続けるんだ!」から、「永遠にくたばりやがれ!」への移行である。これは、私の中の、大きな変化である。「フォーエバー」の意味合いの変化がすなわち、私自身の変化なのである。

願わくば、以上3つの「フォーエバー」についての意味合いが、私の中で新旧交代、バトンタッチしていってるというよりは、積み重っていってると思いたい。34年の歳月を経て、自分の中に、3つのピースが揃ったんだと解釈したい。

ま、『ファック』を聴いてブッ飛んだ直後に、『ストロベリー・フィールズ』を聴いてブッ飛べるんだから、あんまり心配してないけどね。


3発目の核爆弾

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中3の時に、ニルウ゛ァーナの『ネウ゛ァーマインド』を聴いてブッ飛んだ。それこそ本当に、天地がひっくり返った。自分の中に核爆弾が落ちて、全てがゼロに戻ったような感じで、自分の人生について、あくまで自由なんだと、選択肢がいっぱいあるんだと思えて、「いよいよもって俺の人生が始まった!」と思った。

20歳の時には、「出たあああああ!」と叫んだ。「出たあああああ!」以外の言葉は無用だった。オアシスの『ビィ・ヒア・ナウ』が発表されたのだ。音楽的にも、姿勢的にも、私のやりたいことの全てが、オアシスというバンドと、『ビィ・ヒア・ナウ』という1枚のアルバムにギュッと凝縮されていた。

そして、その『ビィ・ヒア・ナウ』体験から14年を経た今年、私の中に史上3発目となる核爆弾か投下された。それがこれ、ベイビー・シャンブルズの『ダウン・イン・アルビオン』である。

今まで、数え切れないほどのロックアルバムを聴いてきた。が、さすがに最近は、素晴らしい!と思えるものは多々あっても、「衝撃」と呼べるものにはなかなか出会えず、ましてや、かつての『ネウ゛ァーマインド』や『ビィ・ヒア・ナウ』のような核爆弾クラスともなると、出会うことをもう半ば、諦めかけていた。そこへ、突如、投下されたのがこのアルバムである。

どんな内容なのかは、あえて多くは語らない。いや、語れない。核爆弾クラスの音楽というものは、基本、語れないものなのである。でも、何も語らないというのも、ロックをこよなく愛する読者の皆さんに失礼だと思うので、箇条書き的に、このバンド、このアルバムの何がどう凄いのかについて、書いておきたいと思います。

・このバンドの顔は、UKロック好きなら知らぬ者のないバンド「ザ・リバティーンズ」のフロントマン、ピーター・ドハーティ(ハンパない薬中にして、天才吟遊詩人)であるが、彼のカリスマ性は、私の見る限り、あのリアム・ギャラガー以来である。

・アルバム2曲目の『ファック フォーエバー』が私に与えた衝撃は、間違いなく、あの『スメルズ〜』以来である。

※以上2点について、我の目と耳で確認したいとおっしゃる方は、YOU TUBEを参照の事。『ファック フォーエバー』のPVが見られます。死ねます。

・言うまでもないことだが、音が最高である。特にギターの音は、今、私が一番鳴らしたい音である。っていうか、そもそも私の大好きな音である(PVを見て、どんなギターを使ったらそんな音が出せるのかを検証してたら、ギタリストの弾いているギターがジャガーだったので、私は今、私が今度購入するギターについて、グレッチにするか、ジャガーにするかで大いに迷っている)。

・いわゆる、「スルメアルバム」であって、表現の幅が広くて、何度聴いても全っ然飽きない。パンク、レゲエ、フォーク…色んなことをやってるが、何をやっても、一貫しているのはメロディの良さである。哀愁漂う素晴らしいメロディを、薬中丸出しのヘロヘロウ゛ォーカルがキリキリと歌い上げるのであるから、圧巻である。

と、私の個人的な、思い入れの塊のような解説はこのくらいにしておきます。是非、聴いてみてください。ちなみに、私が薦めるからといって、ビートルズや、オアシスや、ニルウ゛ァーナのような感じを期待しないでください。決して、あんな感じではありません。個人的には、クラッシュの音楽性に、スミスの色気と品格をまぶして、そこへさらにディランの詩情をすりこんだような感じかと。ま、とにかく聴いてみてください。めちゃくちゃ凄いから!


コメントへの返信〜故郷の忘れ者様宛

インパクトのある、一度見ただけで覚えてしまえる顔というのが、あれだけうじゃうじゃいる中で、板野友美だけでした。
安室奈美恵に似てる。そして、めちゃくちゃ性格悪そうだ。でも、可愛い。

イトーヨーカドーのCMに出てることは知りませんでした。っていうか…俺より全然知ってるやん!