シャボン玉と風船

実はすでに新しいライヴ盤の制作に取り掛かっている。内容はもちろん、前回のライヴの模様を収めたもので、タイトルは映像同様『DABADA TV SHOW』でいこうと思っている。映像の方ではカットした「未来へ」を収めた8曲入りコンセプト・ライヴ・アルバムだ。

ところで、ソロで活動している人の中には、月に5回も6回もライヴをしている人がいるけど、俺は2、3ヶ月に1回のペースで十分だと思っている。その代わりに、その1回のライヴを大切にしていきたい。1回のライヴから映像とか音源とか、収穫できるものは全て収穫して、収穫したものを「種」として撒いて、一人でも多くの人に自分の存在と音楽を知ってもらって、次のライヴ、次の次のライヴの盛り上がりに繋げていきたいと思っている。

小学校の卒業式で、一人一個、紐にメッセージと花の種を結び付けた風船を持ち、一斉に飛ばした覚えがある。「誰か拾ってくれるかな」と思いながら、自分の風船が飛んでいくのをずっと見つめていた。

ライヴは「記録」という事をしないと、あれよあれよと消えていく。シャボン玉みたいに。でも、記録すれば風船になり、記録したものを形にして「作品」として世に送り出せば、メッセージと花の種を搭載した風船になる。

俺はいつも、100個のシャボン玉より10個の風船を飛ばしたいと思っている。


DABADA TV SHOW

https://youtu.be/9z2P9-wesdI

https://youtu.be/Mk3EfRUAfks

伊丹DABADA撮影による先日のライヴの模様を、前半の「side A」と後半の「side B」に分けて公開(当日、1曲目に演った「未来へ」は容量の都合上カットした。この曲はすでにライヴ映像があるし問題なかろう)。

伊丹DABADAが『DABADA TV SHOW』というTV番組を持っていて、そこで俺のライヴ映像がオンエアされた…という妄想、想定を楽しみながら作った。

是非、ボリュームを最大にして、酒を飲みながら観て欲しい。

ロッケンロー!!


ドレスコード

以前、「俺のライヴを観に来てくれる人は何でも良いから赤いものを着用して来て欲しい」という、いわゆる「ドレスコード」のお願いをしたが、やはり赤という色は主張が強く、人によって似合う似合わないがあるから難しいと判断。代わりにこの和田怜士及び海賊ライチの象徴とも言えるデザインの缶バッジを配布して、俺のライヴを観に来てくれる人達に身に付けてもらえればと思っている。小さいけどインパクトは十分。すでに何人かの手には渡っており、ライヴの度に身に付けてきてもらっているが、いかんせん、8個しか作らなかったので、この度、さらに5個作った。

現象。うねりのようなものを生み出したいと思っている。その為に一番大事なのはもちろん、アーティストとしての自分自身のクオリティだと思っている。が、自分一人の力だけで何とかなるとは思っていない。そこまで図に乗ってるわけじゃないし楽天家でもない。海賊ライチのスタッフのようにそれぞれの特技を活かして具体的に力になってくれる人達も必要(現在、PCに強い動画担当のスタッフを募集中)だし、ライヴがお客さんと一緒に作るものなのだということを思えば、お客さんの強力な支持も必要不可欠だと思っている。

ムーブメント。うねりのようなものを生み出すには、自分と自分を取り巻く人達が同じ方向を向かないといけない。その為に何か一つ、皆に共通の証のような、それこそドレスコードのようなものが欲しい。その役目をこの缶バッチが担ってくれればと思っている。

音源同様非売品。「力を貸して欲しい」という気持ちを込めて、力を貸して欲しい人にタダであげる。「お前の力は貸していらん」という人には、「売ってくれ」と言われてもやらん。


伊丹DABADAで逢えなかった人達へ

どんなライヴだったのかは観た人達に訊いてくれ。

俺としては「過去最高のライヴだった」としか言い様がない。

<セットリスト>

1.未来へ 2.伊丹DABADAで逢いましょう 3.バンドマン・ロック 4.果物をてんこ盛った巨大なケーキ 5.バタフライ 6.グラサージュ 7.ストーカー 8.アニマ HOLD ME TIGHT


歩くキウイ

親父が言っていた。

「(食べ物の)好き嫌いはアカン。貧乏人なんやから何でも喜んで食わなアカン。でも一つだけ、「これだけは絶対に食わん」っていうのがあるのは悪いことやとは思わん」

親父が「絶対に食わん」と決めていたのは、「態度デカいクセに中身がない」というわけのわからない理由から茄子だった。で、俺はというと、親父には申し訳ないが二つあって、パイナップルとキウイなのだが、それはアカン、どちらか一つにしろと言われればキウイなのである。キウイだけは絶対に食わん。っていうか食えん。

人間、対人関係についても好き嫌いというものがある。なので、食べ物同様、「俺はこういう奴とは関わらん」というのが一つだけあっても良いと思う。俺の場合、それは「謝れない人」だ。「謝れない」はくだらないプライドがゆえの「謝らない」だ。自分の為に、相手の為に必要とあらば、嘘でもいいから謝るのが、謝れるのが大人だろう。「相手の為に」はさて置いても、自分の為にすら嘘をつけないというのは頭が悪いとしか言い様がない。そんなことくらい、精神年齢が小4で止まっている俺にだってわかる。

謝れない人が歩いている。俺にはキウイが歩いているように見える。


野望あって返却希望

夢。大きなものだけでなく、ごくごく小さなものまで言えば数限りなくあるが、そのうちの一つに自分が暇つぶしに描いたイラストを貼り巡らせた会場でワンマンライヴをやってみたいというのがある。「聴覚、視覚ともに和田怜士ワールドで満たしてやるぜ!」という押し付けがましさ全開の、俺に興味がない人には迷惑でしかなく、俺の事が嫌いな人には地獄の沙汰でしかない非常にアーティスティックな事をやってみたい。

ご存知の通り、俺は音楽が好きだけど、音楽と同じくらいレコード・ジャケットというものが好きで、ジャケットを眺めながら音楽を聴くのがたまらなく好きなんだけど、それと同じ状況をライヴで再現できないかなと思っている。が、現状、実現させるにはイラストの数が足りない。イラストを描くというのは、ただの暇つぶしであるにも関わらずなかなかに疲れることなので、会場に貼り巡らせる程の枚数を量産するとなると気が遠くなる。

昔、大阪のレンズ工場で働いていた時、工場の経営が大きく傾いて、出勤はするもののやることがまるでなくて、仕事をしているフリをしてイラストばかり描いていたことがあった。別の部署に四季を問わずパンクファッションに身を包んだおかしなカップルがいて、俺のイラストを痛く気に入ってくれて、「欲しい」と言うので(彼女の方は特に熱心で、休憩時間、喫煙所に来る俺を待ち伏せて「新しいの描けました?」などと図々しく催促してくることもあった)、イラスト1枚につきブラックサンダー1個と交換、譲っていた。あの時描いたものの中に相当良い出来のものがあったはずなのだが…。

あいつら今、どこにいるんだろう。イラスト、返してくんねえかな。

ブラックサンダー返すから。


40➡︎30

他人の言葉がやたらと突き刺さるだろう。他人の言葉に対して知覚過敏みたいなところがある。でも、本当は誰もお前の事なんて大して見てないし気にしてないんだよ。お前が傷付いた言葉の多くは、お前に向けて投げ掛けられた言葉じゃないってことに一刻も早く気付いてくれ。

辛いから引き篭もるんじゃなくて引き篭もるから辛くなる。外へ出ろ。表へ出ろ。鏡に映るお前はお前が思うお前の姿。ただでさえ自己評価が低いんだからロクなもんじゃないだろう。でも、他人の目に映るお前の姿はお前が思うお前の姿とは違う。意外にそっちの方に救いがあったりする。晴耕雨読。バランスの問題。偏ったものの見方をするな。

他人を自分の上に置くな。お前が正しくて他人が間違っていることだって腐るほどある。大事なのは言葉の内容であって声の大きさや勢いじゃない。お前はいつも負けている。声の大きさや勢い、つまりは見せかけの自信に負けている。穏やかな本物の自信を持って無理に謝るな。無駄に道を譲るな。お前が正しい時はお前が先を行け。

上手くいかなくて辛い時や悲しい時はいちいち自分のせいにするくせに、上手くいって嬉しい時に限っていちいち他人に感謝するな。それは本当に他人に感謝すべきことなのか?お前が頑張ったから上手くいっただけの話じゃないのか?「俺自身のおかげだ」でいいじゃないか。悪い時、自分のせいにばかりして、良い時、他人に感謝ばかりしてたんじゃ、いつまでたっても自分の事を好きになれんぞ。

お前が誰かを待っているように誰かがお前を待っている。お前が誰かを待っている間は、誰かもお前を待っている。お前が誰かを探し始めたら、誰かもお前を探し始める。

というわけで、お前、今、色々と辛いだろうけど、他人に何と言われようが、どんな手を使ってでも…逃げ倒してでも、負け犬呼ばわりされても構わないから、何が何でも、40まで生き延びてくれ。40になったらお前、トンネル抜けて、驚くほど幸せになるから。俺が保証する。

何故そんなことが言い切れるのかって?俺は41のお前だからだ。


新作完成

新しいライヴ盤『RED CARD』が完成した。いつも通り販売はせずに、ライヴ会場で面識がないのに勇気を出して声をかけてきてくれた人や、当ブログ等を見て「欲しい」と言ってくれた人に無料であげることにする。

ハンドメイドということもあり、初回生産枚数は僅かに5枚。5枚でも全部はけるのに多少の時間はかかるだろうと思っていたのだが、昨日、facebookで告知をしたら、今日の午前中には予約だけで品切れとなった。めちゃくちゃ有り難い。嬉しい。でも、自分としては、こうやって当ブログで告知をうった段階で在庫がないというのはありえないことだと思うので、急遽5枚、追加で作ることにした。18日のライヴ会場がリリースの場となる。

海賊ライチのスタッフが一丸となって作り上げた一枚。真っ赤なので、ライヴイベント等で激烈にくだらない演者が出てきた場合に「退場!」と叫んで降りかざせば実際にレッドカードとしても使える一枚。

先着5名。予約承ります。


フライヤー到着

フライヤーが到着した。すでに出順以外は全て決まっている。

最近、少しずつだけど、伊丹という街が活気付いてきているのを感じる。文化的にも、こういったイベントを通して勢い付いて、盛り上がっていけばいいなと思う。

あのね、なにもわざわざ大阪や神戸まで出掛けなくても、大阪と神戸の間に面白い世界があるんですよ。