人生のグリース

100%純粋な心の持ち主がいたとして、彼が極めて生きにくいであろう、いや、生きていけないであろうことが、容易に想像できるのと同じように、100%嘘をつかない人間というのもまた、そんなのはいるはずがないけれども、いたとすれ...

キズナームX

「言いたい事はちゃんと言い合える仲でいましょう。ね?」などという言葉は、私にとっては、ただの無茶振りである。 「そりゃまあ、あんたにはそれができるでしょうが、私にそれを求められても、それは無理というものです。」という気持...

死んだ心

元来私は、救い難い程の恋愛至上主義者だったのに、その恋愛さえも、今や、別に…で。 心の恋人なら、いる。いるが、告白しようとか、ものにしたいとかいうふうには全く、微塵も思わない。あくまで『心の恋人』として、私の甘い想像を纏...

痴呆の如くに

ここ最近、自分でも不思議なくらい、物欲というものがない。 服が無いので買わねばならなかったり、財布が無いので買わねばならなかったりと、必要に迫られて、「買わねばならない」物はいくつかあるが、どれもこれも、「欲しい」物では...

絶望的舌馬鹿

牛肉と豚肉と鶏肉の差は、正直、あんまり判らんがしかし、酒の味だけは判るぜ!と言いたいところだがしかし、麦焼酎と米焼酎の違いがさっぱり判らん!というのが正直なところなのである。

浮き和

うちの近所に某芸術大学があるのだが、そこの学生は、一目瞭然、そこの学生だということが判るのである。なぜなら、めちゃくちゃにオシャレだからである。 伊丹最北端のような片田舎で、あまりオシャレに気を使い過ぎると、それは直ちに...