Monthly Archives: 3月 2011

照れ隠せ!

「笑い。これは、強い。文化の果ての、花火である。理想も、思索も、数字も、一切の教養の極地は、所詮、抱腹絶倒の大笑いに終わる。」
これは、『人間失格』のイメージしか無い人には信じ難いかもしれないが、太宰治の言葉である。彼は、太宰治という男は、「笑い」というものに、とてもうるさい男だったのである。

真の笑いというのは、心の闇や、苦悩、煩悶や、涙から出てくるものだと思う。だから、口癖が、「前向きに!」だったりする、思慮浅い、常にニヤニヤしている、無闇に声のデカイ、ポジティブ思考満開愚鈍野郎には、絶対に、笑いはわからないと思う。

理解らないと思う。

ポジティブ思考満開愚鈍野郎を笑わせるには、「プー」で十分だ。屁音で十分だ。ストレートが有効だ。気を利かせてちょっとでも変化球を投げようものなら、はにゃあ?みたいな顔をして見送られるのがオチだから、屁で、「プー」で十分だ。
あと、常に眉間に皺を寄せているような、まるでその皺を誇示して歩いているような、シリアス野郎にも、笑いはわからないと思う。シリアスであることを良しとしている人間には、笑いはわからないと思う。笑いは、シリアスな自分を隠そうとした時に出てくるものだと思う。極端に言えば、「照れ隠し」が、笑いの源泉だと思う。

ポジティブな思考を全面的に支持するつもりは、毛頭ない。同時に、ネガティブな思考を全面的に否定するつもりも、毛頭ない。ただ、「照れ隠し」しようとするところの『品』に於いて、私は、人を見る。
人間、やっぱり品の問題だ。品のある奴は面白いんだ、本当に。いつも、腹の底から笑わせてくれるよ。


タルチョ

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サイコロ型の箱に入った、500ml入り麦焼酎で、名前を『タルチョ』といいます。関西スーパー価格で、580円です。先日、僅かながら、臨時収入があったので、思い切って買ってみました。
しかしまあ、何て可愛いらしいんだろう。

これに『タルチョ』と命名した人と、箱を、あえてこういうデザインにした人に逢って、是非とも酒を(勿論、タルチョですが。)、酌み交わしてみてみたいものです。
しかしまあ、何て可愛いらしいんだろう。

この酒は麒麟のものですが、麒麟もなかなかやりよるなあと思います。私は、元来、根っからのサッポロ派ですが、このタルチョに限って言うと、麒麟もなかなかやりよるなあと思います。
しかしまあ、何て可愛いらしいんだろう。


猛毒

たまに、男が皆、オカマに見える時がある。
たまに、女が皆、金の亡者に見える時がある。

香水が、悪臭を薄めて作られるように、猛毒も、薄めれば良薬となる場合がある。


十人十

♪十人十色…もはや迷信なんじゃない?今や迷信なんじゃない?
これは、私が大昔に書いた曲、『紅い糸〜魚眼レンズの星の住人』の中の一節である。

十人十色…本当に、この言葉を心から信じて生きていけたなら、どんなに楽しいだろうと思う。
十人十色…十人が十人とも、個性と呼べるものを持っているということは、そこに十通りの、異なった生き方があって、お互いに干渉し合わず、それぞれがそれぞれに納得しながら、胸を張って生きていける、ということでしょう?
思うに、私は、たぶん、十人四色ぐらいにしか、考えていないと思う。十人十色なのは顔の造りだけじゃないか、と。いや、顔の造りだって怪しいぞ、だって、どいつもこいつも同じような顔をしてるじゃないか、と。

十人十色…今も昔も、私の耳には、理想論としてしか響かない。何故だろう。残念だ...。


小さな奇跡

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実は随分前から気になっていたのである。

うちの近所に幼稚園があって、その正面に、いつ見ても干からびているドブがあって、そうやって常に干からびているがゆえに、ドブの泥は完全に凝固して、鉄分の関係かなんか知らんが鮮やかな柿色に変色しておって、そこへ、何がどうなってそうなったのか知らんが、手作りポン酢の空き瓶が頭からズポンと突き刺さって、逆立ちしておるのである。

日暮れ時、ドブに頭を突っ込んでこの写真を撮影している私を110番通報しなかった保母さんたちの慈悲心に、心からの敬意を表します。


畏怖と味方論

「怖い」というのは、逆に言えば、味方にすれば、これほど頼りになるものもないということだ。

が、いざ味方にしてみると、味方になった瞬間から、どういうわけだかそいつに、以前の強さが全く見受けられなくなる、というのも事実だ。


相殺して灯る

和田一憩は死のう死のうとする。世の中のありとあらゆるものが、自分よりも上にあると信じて疑わないから、生きにくくて生きにくくて仕方がないのだ。

一方、新田茘枝は生きよう生きようとする。世の中に対して、独自の言葉を持っているからだ。

人格を2つ(阿仁真梨をいれると3つ)に分けておいて、正解だった。ぎこちなくも、なんとか、生きていける。


紫の美女

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この写真、特に意味はない。ただなんとなく画になるんじゃないか?と思って撮ってみただけである。

だがしかし、考えてみれば、極めて安価な韓国産のビールですら、これだけ気品が増すのであるから、酒のCMには是非とも、真矢みきを起用するべきである。


魔術師の娘

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2枚目はこれ、『魔術師の娘』といいます。
これは、たぶん、その時読んでた太宰治の本に、魔術師の娘が出てきてたから、それに触発されたんだと思います。
毎度のことながら、別に、「魔術師の娘を描いてこましたろ。」などと、意図して描いたわけではありません。意図したら、私、な〜んにも描けませんから、はい。